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3R4R
5R6R
7R8R
9R10R
11R


10R
フォーメーション3連単J、9、N→J、9、N→

             J、9、N、M、K、5   (24点)

  3連複9、NーJ、9、M、K、5、L、2、1、8、I


今年のハイセイコー記念は例年とひと味違っている。間違いなくクラシックに直結するハイレベルなレース。距離経験よりもやはりケタ外れのスピード重視が正解だろう。現時点での完成度でノースだが、一戦ごとの成長力はナイキシュバもヒケをとらない。

ノーステイオーは走るたびに驚かせる。初戦こそエロージュに完敗だが、前2走の強さはクラシックを意識できるほど強かった。前々走は直線で弾けてC2級の時計を軽々マーク。前走はひと叩きから真骨頂の2秒1差。同日C2を2秒弱も上回れば、すでに完成された2歳馬ということ。少しずつ距離延長の理想的なステップで死角らしい死角はない。自在に動く機動力から圧倒する。

ナイキハイグレードは初コースの前走が終始持ったままで突き抜けた。軽くC1通用の1分13秒6は度肝抜くほど強烈なインパクト。母が浦和桜花賞馬という良血馬で初戦の大出遅れの惨敗を度外視すれば、前2走の強さがこの馬本来のレースぶりだろう。夢の広がる2連勝で一気にクラシックの有力候補。スタート大ミスの危なさはあるが、はまれば父タキオンらしい爆発力が武器になる。いぜん完成手前の馬体の造り。上積みでノースを凌ぐかどうか。すべてはスタートがカギを握る。

シュバレスクはレベルの高いレースでモマれた実績と距離経験が大きな強みだが、鞍上の勝負弱さは致命傷になっている。前々走は中途半端なマクり競馬で相手に差し返される失態。前走も4角は絶好の手応えで前の先行勢の間が開いていたにもかかわらず、わざわざ外へ出すロスで届かなかった。ゴール直後には交わしていた末脚からも悔まれる一戦だった。それでも南関東勢の最先着。上位2頭より勝っている内容が強調点になっている。大井では特に差し競馬に弱さを露呈している鞍上だけが不安材料。

C2級の時計をひとつの基準とすればベターフォーチュンの狙いは悪くない。前走は同日C2を0秒7も上回った好時計。ラスト1ハロンのレースラップが14秒台でも、キャリア3戦目としては上々の数字と内容。デビュー戦でソウブムテキを子供扱いして、同日の新馬より1秒も速い時計が能力の高さを物語っている。鞍上は今開催絶好調。

スーパーヴィグラスは見た目以上にパワーが備わっている。一気の距離延長を問題にしなかった前走が着差どおりの完勝。相手に恵まれたこともあったが、正攻法から千四→千六クリアは数少ないエリート路線の2連勝となった。馬っ気を出す若さで大きく出遅れたデビュー戦から見違えるほど良化を示したサウスヴィグラス産駒。逃げにこだわらなくなったレース巧者は、距離2度目で強気の徹底先行。

ソウブムテキは意外性を秘める。デビュー戦の凡走はスタートの大ミスがすべてと割り切れば、普通のメンバーでは重賞勝ちに届く前走の好内容。前々走はケタ違いの瞬発力からトップレベルの時計で圧勝。前走も自在型らしいセンスの良さでメンバーNO2の上がり時計で差し切った。アジュディケーティング産駒らしい勢いが魅力。