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シンゼンタイヨウの充実はどこまで続くか。まさに乗り替わりで一変した上がり馬。騎手成績(5001)が示すとおり相性ピタリのコンビとなっている。以前は置かれるだけ置かれていた追い込み馬が、今や逃げ馬を大名マークできるほど行きっぷりが良化。好位からでも衰えない瞬発力ならば、当然の連勝記録だろう。ごちゃつく内枠よりスムーズに折り合える外枠はとにかく強い。3走前にチェレブラーレと0秒4差。千八のスペシャリストのローレンスペクター、ノムラサッカーオーを完封した昨年ですでにオープン予備軍として評価は固まっている。激走続きの反動だけが心配材料。 ブライダルヘイローは重賞、オープン特別に見向きもしないでここ照準。走るたびに進化している4歳馬にとってB1相手はあまりにも恵まれた組み合わせだろう。鞍上が教育しながらレースを経験。控える形でも結果を残せば自己条件では無敵の存在か。勝負どころで気を抜くような仕草が死角らしい死角だが、終わってみれば圧勝の連続ならば底知れない強さ。あらゆる展開に対応可能なレースセンスと速い決着もクリア済みの絶対スピードでシンゼンに挑む。ここをあっさり通過して重賞ロードへ歩みたい。いずれにしてもオープン入り確定の素質馬。 センスの良さでB1まで昇り詰めたウエノマルタロベエは、本質がジリ脚で一気の相手強化だった前走の結果は仕方ない。1分53秒台の持ち時計はあっても、速い決着と時計勝負に弱さがはっきりしている先行馬が、レースの上がり時計38秒3で手も足も出なかった。とにかく平均ペースで粘り込むのが好走パターン。 サウンドイモンの久しぶりの勝利は相手に恵まれたことがすべて。スプリンターがペースを握った超スローペースで、勝ち時計はC級並みの上がり競馬。距離適性だけで勝ち上がったような内容では相手強化でもがく姿が浮かぶ。 前々勝負が好走パターンのリアルバローズ、ウエノマルオキャンは展開不利。トネノキングは骨折明けでまずはひと叩き。徹底した追い込みに構えてベルモントマーキス、ローランスパイスが浮上。極度のスランプ状態だったルパンは追い切り好感。
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