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11R
フォーメーション3連単8、4、7→8、4、7、6、J→

                8、4、7、6、J   (36点)


手ごろな頭数と強力な逃げ馬不在のメンバー構成でスロー必至。マクるスピードにとって組みやすいレースになった。セレンはタフな大井千八をどう捌くか。グラスはスタートがカギ。

スピードキングは癖のある追い込み馬。イメージに合わないコンビの前走はある程度予測できた結果だった。クラス、馬場にもメドが立っていた実力馬で、主戦の乗り替われば元の姿に戻るのは簡単だろう。B2通用レベルのダンシングタイガーダンノスパイダーを完封が能力の高さを物語る。

セレンは4連勝で止まった前走がC1→B2のエリートローテーション。クラス、距離など数々の試練を乗り越えた同タイムの3着は、キャリアを考えればB級上位が確約されたも同然か。じっくり折り合える大井外コースはイメージどおりの好条件。デビュー時より約40`増の馬体がスピード、パワーアップそのものを示せば、圧勝があっても驚きはない。

グラストップガンは休養前より確実に地力強化している。ブロウバンドが奏効したのか、以前はスタートミスで大ポカもあったが、ここ3戦は致命的になるほどロスしてない。フサイチミライに同タイム2着は巡り合わせが悪かっただけで、この馬自身も同等の評価が可能な好内容。実質B3級の相手なら、先行差し自在に捌けるレースセンスは強調できる。

エイワレディングは安定感が備わればB3通過点の能力を秘めている。これまでも随所に素質の高さを披露してきた。C1で2勝は人気薄だが、いずれも好時計勝ち。千八2度目で1分55秒3などピンポイントの数字はC1低迷が不思議なぐらいだった。自己ベスト連発の充実ぶりなら、素直に素質開花とみるべき。

時計勝負に課題を残すイーグルウッドは相手強化でハードルが高くなった。転入初戦のアイファードラゴンはひとまず気配優先。転入2連勝した当時の勢いがないキシュウアゲインは、グラスの逃げを番手で折り合いたい。