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3R4R
5R6R
7R8R
9R10R
11R


10R
フォーメーション3連単1→J、7、5、6、I、L→ 推奨

             J、7、5、6、I、L、4  (36点)

        フォーメーション3連複1ーJ、7、5、6ー

            J、7、5、6、I、L、4  (18点)


上がり馬がもう1、2戦の重賞経験が必要なタイプが揃えば、実績重視の狙いが正解になる。年齢的な衰えのない6、7、8歳馬。中でもルースは交流重賞で掲示板。現時点の能力比較でも抜けた存在になる。

すべてにおいて条件が好転するルースリンドは、後のない年齢的になって力が入る。意欲的な交流重賞挑戦で掲示板を確保。浦和記念5着、ダイオライト記念5着。とりわけ前走は6着クレイアートビュンに5馬身差で古豪現在をアピール。衰えるどころか、ますます元気な8歳馬は南関東限定戦で勝機が浮かんでくる。単純比較からも確実な計算が成り立った。昨年の大井記念は3`軽いコウエイノホシに0秒3差で今年は同斤量。金盃は4`軽いバグパイプに同タイムで今度は同斤量。二千六百(0200)の自信ある距離で他の重賞ホルダーよりステップが良ければ不動の中心馬として扱える。

バクパイプウィンドの前走はやはり58`が応えた。すっきりした馬体はいきなり5`増の斤量で白旗状態。いつも以上に反応が悪く、エンジンがかかったのはゴール直前では打つ手はない。A級相手にわずか4戦のキャリア。金盃で4`重かったルースに同タイム。同斤量になれば単純計算からも勝ち目はないか。57`を背負って未知なる長距離戦。ますます窮地に立たされる。

コウエイノホシは昨年の帝王賞から1度もJRAで出走することなく再び南関東に出戻り。以前の面影がまったくみられなかった前走から短い期間でどれだけ良化したかがカギとなる。昨年の大井記念は54`の斤量に恵まれたこと。勢いに乗れたステップだったことが勝因だったことも否めない。今年はリズムが狂ったローテーションで57`。衰えをみせてないルースを物差しにすれば厳しい条件。

マズルブラストボンネビルレコードに5馬身差で圧勝した東京記念が2年以上前の昔話になってきたが、本質がスタミナ勝負に強いステイヤーであることは間違いない。ハナを切るか、最低でも番手競馬にこだわれば渋太い先行馬。鞍上の意欲が重要ポイントになるが、父の神通力を失って以前の勢いがない鞍上で妙味がなくなった。微妙な枠順で強気に行く姿は浮かばない。

軽量馬に伏兵が多く揃った。まずは現実にジルグリッターパグパイプウィンドの重賞級を競り負かしたロングウェーブは不気味な存在だろう。昨年東京記念でB2→A3→東京記念という無理やりぶつけたようなローテーションで堂々の5着。当時ルースマズルとわずか1`差の57`を背負った結果だから価値がある。今度は5`差で挑める条件の良さ。人気の盲点。

フリートアピールの狙いも悪くない。もとより道営で二千百の北海優駿勝ちで二千の道営記念でも4着に健闘としている過去の実績。南関東転入後は陣営も適距離がつかめず、ようやく新境地を見出したのが千二以下のスプリント戦だっただけで、中距離が決してだめなわけでもない。前走の1秒ぶっち切り勝ちでレース勘を取り戻せば展開ひとつ。

ライジングウェーブは徹底したJRA交流戦を使って地力強化。重賞級の相手と経験がなくても、自在に捌いて通算(11530)は胸を張れる戦績。もう回り道ができなくなってきた年齢だけに陣営も力が入るだろう。体型的に長距離戦はこなせる感触はある。

レッドドラゴンは芝で通用しないことがはっきりわかっているはずなのに、無謀なJRA挑戦でリズムを崩している。金盃→日経賞→大井記念は昨年とまったく同じローテーションで成績さえも似ている。リズムが出てきた金盃好走だが、JRAで再びリズムを崩して大井記念に挑戦というデジャヴーのようなステップの悪さ。鞍上泣かせの癖馬がテン乗りという決定的な悪条件が重なって見送りが妥当になった。