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2−5、1、10、7、11、4 2→5、1、10、7、11、4 5、1、10→2→ 5、1、10、7、11、4、15 (18点) 2−5、1、10、7、11、4 ジーエスの理想的な流れはなし崩しに脚を使わせて完封狙いなら平均より速いペース。すでに極限のサバイバル戦をクリアしてきたツルオカは組みやすい相手だろう。時計も内容も前走は重賞レベル。牝馬のハーミア、時計で劣るツルマル、距離に限界近いジーエス、テンダンには負けない。 ツルオカオオジは父メイセイオペラとイメージがダブる。父はデビュー6戦目で本格化して9連勝。続くダービーグランプリは2番人気で惨敗したものの、結局GT3勝という歴史に残る名勝負を数々繰り広げた名馬に成長していった。その仔も素質はオープン級であることをすでに証明している。前々走の逃げ切りをきっかけにどうやら馬が大変身。前々走の時計も驚きだが、前走は時計が出やすい馬場としても驚愕の数字だろう。同じ開催のA3にほぼ同じ馬場差で勝ち時計が上回った。5ハロン通過が千四としてもハイペースとなる60秒2。典型的な追い込み競馬を唯一前々で残ったことに凄さをより一層感じさせている。3着には実に0秒8差。ジーエスの存在によってスローのないサバイバルレースで再び独壇場か。 ツルマルオペラはひとまず距離に関して前走でメドを立てた。時計的にも例年並みのレベルなら楽に勝ち負け可能な数字だが、今年のレベルは強力なメンバー。ツルオカに単純比較で1秒5も時計で劣って、何より5ハロン通過で2秒7も下回るペースの勝ち鞍では評価を上げにくい。前々走は4角でわざわざ大外へ出して窮屈になるロスという最悪な乗り方。まともなら楽に差し切っていた内容で実質2連勝馬なら、乗り替わりの刺激を期待するだけ。 ハーミアは納得の牡馬重賞挑戦だが、どうにもツキに見放された牝馬は強調材料に乏しい。怠慢騎乗となった3走前で完全にツキが逃げている。好内容だったJRA挑戦の前々走、勝ち馬に次ぐ上がり時計で接戦となった前走でも主役としては物足りない。まず東京コースでメンバーNO3の瞬発力がマイラーとしての完成度の高さ。前走の好時計も同日C1千六で1分40秒8、B3千五で1分32秒9という砂がなくなっていた馬場では数字そのものに価値を見出せない。スピードはもちろん、スタミナが要求される極限の決着ではワイドラインが限界のイメージ。 さすがにジーエスライカーの逃げ切りは浮かばない。鞍上の上手さで逃げ切った千七の京浜盃とはまるで違うラップになる千八の黒潮盃。距離に限界の近さを示していて休み明けでは、デビュー以来初の大きな壁にぶち当たる。 ドラゴンキラリは超ハイペースとなった羽田盃を経験済みが強み。完全なるスピード負けとなった前走だが、大バテしないで地味ながら伸びてきた末脚に底力を感じさせた。徹底した待機策から大駆け狙い。 セイントメモリーは千六以下なら世代トップレベルの能力だが、父アフリートという血統には逆らえない。3走前の惨敗が距離の壁。未知なる千八では体調の良さだけでクリアするのは難しい。 大駆けを狙うならラスカルキッドか。道営で初勝利がネイルセンプーを完封。千七勝ちや快速馬サンサンフロアに先着が含まれて掲示板を外したのが11戦してわずか1度だけ。南関東転入後も重賞以外ですべて掲示板確保なら、じっくり折り合える右回りの大井コースで弾けても不思議ない。
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