9−5、15、16
9→5、15、16→
5、15、16、7、3、12、1 (18点)
5→9→15、16、7、3、12、1
9−5、15、16−
5、15、16、7、3、12、1 (15点)
全日本2歳優駿、平和賞、ハイセイコー記念、鎌倉記念などの重賞未出走でもシーズザゴールドが魅力だ。デビュー戦でエーデルワイス賞2着のクラキンコを完封。4走前には北海道2歳優駿2着のホシビリテに0秒8差、重賞連勝したオノユウに0秒5差、ブリーダーズGJ5着のモルフェキングに0秒2差。ラストキングには軽く先着すればキャリア2戦目として破格の好内容だろう。ブンブは大井が初コース。ナンテカはひと息後、ドラゴンは致命的なジリっぽさなら必ずスキはできる。1分48秒前後の決着が確実。
シーズザゴールドは前走でクラシック上位を確信した。それぐらい前走は派手な勝ちっぷり。超ハイペースの流れをひとマクりで圧倒。着差以上の完勝は相手比較からもはっきりレベルの高さがうかがえる。2着ジーエスライカーは雲取賞4着、3着カシマリュウジンは雲取賞7着、4着セイントメモリーは次走特別戦を勝った。11着ビックインパクト、12着タケノアリュールも次走をそれぞれ2、1着なら、紛れもなく強力な相手だったということが裏付けられる。唯一負けたのが道営時代、キャリア2戦目の千七。勝ち馬ホシビリテは重賞経験後のキャリア3戦目で、その後ブリーダーズGC4着、北海2歳優駿2着の素質馬。2着オノユウはキャリア5戦目の挑戦ですでに重賞経験済み。3着モルフェキングがすでに距離経験済みだったことを考慮すれば、2着に0秒5差は中身の濃い4着だろう。完璧に近く完成されたマクり競馬は鞍上の意のままに動ける反応の良さ。打てば響く瞬発力はまさに外コース、距離延長こそが活躍の舞台となる。
ブンブイチドウは器用貧乏としてイメージが固まりつつあるが、能力そのものはクラシック級だろう。超ハイレベルの全日本2歳優駿は勝ったラブミーチャンが強すぎただけ。馬場は多少割り引いても翌日のA2比較で自身0秒6も上回れば世代トップレベルどころか、南関東の古馬を含めて頂点が近いことを示している。すでに千八を2度も経験済みのローテーションならスタミナに絶対的な自信。直線長い大井外コースはイメージどおりの好条件で大井コースに慣れない鞍上だけが不安材料になった。
ガナールの芝挑戦は悪くない選択だった。極度のスタート下手とズブさで千六以下ではどうにもならない前半のロス。距離を求めたローテーションで、JRA勢の一流馬相手に1秒差は今後のためになるいい経験。勝ち馬と上がり時計で0秒3差下回っただけなら、南関東限定や距離延長でますます色気が出てくる。向正で20馬身ほど後方から大マクりで差し切った3走前がとにかく圧巻。秘めた能力は軽く世代トップレベルの評価で固まっている。
ドラゴンキラリは巡り合わせの悪さで(1600)というより、勝ち切れないジリっぽさが本質だろう。不発のない瞬発力でもどこか反応の鈍さがネックで前々の先行馬を捕らえられない。走るたびに時計短縮の成長力は認めても、見た目迫力のない馬体から限界が近づいてきたことも否めない。案外前残りの決着になりやすい千七で強調点はますます乏しくなる。
ナンテカは距離延びてブンブの逆転が計算しづらくなった。超ハイレベルな前走で完全な力負け。千六までの距離経験も強気になれない理由となる。逃げるか、番手競馬に徹してきて脚質の幅もとにかく狭い。脇役としても物足りない。
裏街道で3連勝中のウインクゴールドだが、レースぶりそのものは案外地味。相手に恵まれたことも否めないレベルなら、一線級が揃ったここではあくまで混戦要員。
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