7−14、13、16、3、8、11、4 7−14、13、16− 14、13、16、3、8、11、4 (15点) コスモヘレノスを見直す。3角すぎですでにズブズブになるほどの前走惨敗は、結局レベルの高いレース経験不足ということ。不慣れな関西遠征の悪条件も加われば、一過性のポカとして割り切れる。惨敗レースより好走レースを強調。道悪の弥生賞5着、毎日杯はルーラーシップに0秒1差、アルゼンチン共和国杯は有馬記念3着直前のトーセンジョーダンに0秒3差、前々走では重賞上位常連のジャミール、ネヴァブション。ステイヤーのモンテクリスエス、フォゲッタブルに先着している。1000万勝ち後にいきなり重賞勝ちでオープン入りしたために強さとモロさ同居の上がり馬だが、少なくてもスタミナを強く要求される三千四百で大きく崩れる姿は浮かばない。ラチ沿いの位置取りを意識して前々走の再現。 スリーオリオンは前走であれだけ掛かりながら0秒4差にステイヤーの資質の高さを感じさせる。アルゼンチン共和国杯4着がフロックでないことの証で、晩成型が本格化したイメージが強まった。走り慣れた東京コース替わりで前走の同タイム2着馬モンテクリスエスには負けられない。 モンテクリスエスは半信半疑。確かに前走はスローに泣いた展開負けでここへの期待は膨らむが、昨年の不振は一過性と思えぬどん底の惨敗続き。年齢的にもごく普通に衰えと認識していただけに、7歳馬のひと踏ん張りよりどうしても他馬に目移りする。昨年、万葉S3着→ダイヤモンドS12着の悪夢が再現でも驚かない。 穴ならキタサンアミーゴだ。どこか弱さを露呈してきたが、前走でイメージ一新の差し切り勝ち。長期休養明け後の叩き4戦目で好時計勝ちなら、今までの評価を変えなければならないのは当然だろう。ゴールまで加速し続けるハイレベルなレースラップに負けない瞬発力。鋭さに磨きがかかれば5歳馬の意地はみせられる。 距離に活路を求めてきたゲシュタルトは菊花賞0秒6差で無視できないが、スプリングS2着、京都新聞杯勝ちから本質は中距離ベスト。コスモメドウは4走前が500万という成長力の凄さだけ。4角前からのマクりがはまった前走は展開に恵まれた嫌い。ここで真価を問う。スノークラッシャーは3戦連続で最速上がり。2年前のこのレース3着馬は仕上がりひとつ。超スローだったミヤビランベリの前走は本来ならば逃げ切って当然のラップ。展開の利は強調できても、夏馬にとって試練が続く。
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