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東京裏読み

関東
1R
2R
3R5R6R7R
11R

関西
11R

 

東京11R

3連単フォーメーション9→13、8、7、11、10、16→

13、8、7、11、10、16、17 (36点)

13、8→9→

13、8、7、11、10、16、17 (12点)

ショウナンマイティの前々走はスローをなぜかじっくり直線まで仕掛けを我慢して脚を余すペース音痴ぶり。前走も懸念されていた必要以上の控える消極策で皐月賞出走が幻となった。よほど陣営との結びつきが強いのか、これだけへぐり連発でも乗り替わりなしとは驚きで、何という恵まれた環境。相当な温情が入れば鞍上は最低でもダービー出走権を手に入れなければならない。
2歳時にはベルシャザールに0秒9上回る瞬発力で子供扱い。前走はスローを意味のない離れた最後方待機から4角大外ブン回し。皐月賞2着馬のサダムパテックを軽く上回る末脚はゴール直後に上位3頭を交わしていたほど脚を余していた。今年好調の鞍上でもこの馬とはどうにもコンビ間の悪さが否めないが、クラシック出走に崖っぷちならばこれまで以上に積極策が自然な流れ。良馬場で真価。

トーセンレーヴはやはり典型的な人気先行馬だった。デビュー2戦より5ハロン通過で2、3秒速い流れに戸惑いもあったか。それでも重賞としてはスローの前走で完全な鋭さ負け。同週に行われた3歳重賞スプリングS、フラワーC、毎日杯の中で一番低いレースレベルの3着はいかにも物足りない。スプリングSを勝って皐月賞で連勝したオルフェーヴルに時計で0秒9も劣り、上がり時計が同じでは世代トップレベルと相当なレベル差が否めなくなった。勝ち時計比較そのままの減点でいいだろう。超スローの瞬発力勝負に強いディープ産駒。時計を求められるとますます分が悪くなる。

ギュスターヴクライの前走は坂を上ってからの瞬発力がケタ違いだったが、それでも戦前から予想できた中山コース適性の低さ。前走で改めて東京コースベストの瞬発力型としてイメージが強まった。デビュー戦はマクり、3走前は前が壁になりながら残り少ない距離だけで瞬殺。前々走は大外ブン回しの荒業で直一気を決めている。二千より長距離、中山より東京。あと10メートルあれば馬券に絡んでいた前走の悔しさをバネにして、まだまだ昇り目が浮かぶ超良血馬がベストの条件でクラシックの切符を手に入れる。

サトノタイガーは頼もしい乗り替わりで色気が出る。ヴァーゲンを完封した前々走は上がりレースラップが減速なしの34秒8。4角引き付けてあっという間に突き放す横綱相撲にスケールの大きさを感じさせている。前走は4角ごちゃついて位置取り悪化。ブレーキをかけながら外へ出すロスならば、着差以上に中身の濃さ。鞍上強化とハナにこだわる逃げ馬不在で大駆け可能。

カーマインは前走で大幅にイメージが変わった。初勝利後はどうにも歯がゆい競馬続き。常に展開負けの連続で兄サカラートヴァーミリアンキングスエンブレム同様にダート替わり待ちと思われたが、超ハイペースがはまったとしても前走は鮮やかな差し切り勝ち。後方の内々で脚をためて直線ズバッと最速上がりは、一旦エンジンがかかれば息の長い末脚が使えるということ。理想的な東京二千四百で不安定な評価を一新させる。

ヴァーゲンザイルの前走は悔しいレースとなった。勝ち馬とほぼ同じ位置取りの追い比べから、エンジンがかかった直線半ばでバテた逃げ馬が壁になって痛恨のブレーキ。それでも0秒2差が底力で、前2走の超スローと超ハイペースを経験した長距離馬は無視できない。

狙ってみたいのがコンノート。デビュー当初の短距離ダート馬というイメージは走るたびに変わっていく。前々走で距離、前走で芝にメドを立てれば怖いものなし。皐月賞で惨敗した若葉S組だが、過去の時計と比べても胸を張れる好時計なら単なる巡り合せの悪さと割り切ることができる。後方の内々から絶好の手ごたえで追い比べ。必要以上に置かれたのが初芝への戸惑いで、芝2度目となって大きな躍進。

ウインバリアシオンの前走は単純に着差を評価できない。上位馬より明らかに劣っていた瞬発力。デビュー2戦で披露した強烈な瞬発力のイメージが薄れて、燃え尽きたような戦績がそのまま続いている。3走前は勝てる手ごたえで追って案外。前々走は勝ち馬を大名マークから完全に追い負ける完敗では、強調点を探すのに苦労する。