4−14、1、8、13、11、7、2 4、14→1、8、13、11、7 (30点) 4、1→8、13、11 (18点) 4−14、1、8、13− 14、1、8、13、11、7、2 (18点) ムスカテールの秘めた底力と成長力に期待する。前2走は明らかに鞍上の下手乗り。前々走は強引すぎる4角大外ブン回し、前走は仕掛けの遅さがすべてで、いずれも上がりレースラップが全11秒台の瞬発力勝負では太刀打ちできないのも当たり前だろう。大跳びで道悪減点を考慮するとトーセンレーヴ級と同等の評価が可能になる。母はJRA芝で4勝、父キンカメの異父兄アヴェカムールも芝(1022)ならば、本来はパンパンの良馬場で切れる差し馬として評価を固めていい。何よりデビュー戦でトレンドハンター(フラワーC馬)を完封実績。大外ブン回ししか乗れない鞍上がむしろ合っているか。 ユニバーサルバンクが魅力十分の乗り替わりで色気が出た。一見ムラだが、最悪な乗り方だった3走前、条件そのものが合わなかった前走やさらに不利を受けたラジオNIKKEI賞を除けば、連対パーフェクト。最強1勝馬はレース巧者で時計勝負にメドを立て、1つ上の兄は長距離に良績。ある程度スタミナを求められても何の問題もない。ロイヤルにハナを譲って離れた番手競馬。先週とは一変してラチ沿い有利の直線芝で展開の利を強調。 サダムパテックの前走敗因は距離か、馬場か、いずれもか。あまりにも不甲斐ない結果で取捨に迷いが出る。少なくても同じ条件では一変のイメージが浮かばないのも当然。短距離ダートだけに良績集中している母から、二千二百で距離の壁に当たることも十分に考えられる。もとより千六でも掛かり気味になる気性の難しさ。最速上がりが2連勝した2歳時だけという点も気になるところ。驚異的な持ち時計もない現状では頼りない人気馬であることは間違いない。ここではっきり適性を見極めたい。 ベルシャザールは混戦に強く、道悪巧者だけにダービー3着を素直に評価できない。大逃げ馬を早めに追いかけてズブズブになった皐月賞の悪いイメージが強く、再結成のコンビではどうしても割り引いてしまう。暮れのホープフルSは平均ペースでなぜかバラけて捌きやすかった流れ。くしゃくしゃにモマれて掛かり気味となった3走前はラチに頼れる位置取りだったから。馬群、または外々を回って同じように34秒台の瞬発力につながるかどうかはいぜん不透明。絶対的にラチ沿いの前々有利な芝が頼り。 トーセンラーは典型的なディープ産駒ということ。超スローにとにかく強い瞬発力型。直線よーいドンでは無敵の強さでも、ある程度流れてスタミナも求められると一気に鋭さが半減する。二千で5ハロン通過が60秒台になると末脚に陰りがみえてきた春当時より、どれだけ成長してきたかに注目したい。上がり勝負になりやすい中山二千二百は絶好の条件。距離に限界がみえているロイヤル主導なら、速くなっても平均ペースで本来は取りこぼせないレースだろう。430キロ台の馬体のままで復帰は減点対象。 ターゲットマシンはようやくオープンの流れに慣れてきた。デビュー2連勝で人気先行だったクラシックシーズンは持ち時計もなく、連続惨敗の洗礼。当時よりわずかだが、光がみえてきた前走内容だった。反応が鈍く、いぜん勝ち負けレベルまで成長疑問だが、スローの瞬発力勝負に無敵に近い強さを誇るディープ産駒は侮れない。 ショウナンバーズは逃げ先行馬というイメージのない鞍上配置でトーンダウン。3走前は前週の千八重賞より速いラップを刻む大暴走、前2走は終始行きたがってギリギリ折り合う程度の道中で、相性の悪さだけが浮き彫りになる近走にプラスなし。本来逃げベスト。 行くこともできずに極度のスランプ入りしたフェイトフルウォーは乗り替わりが最大の刺激となる。前2走は4角前で早々にあきらめる捨てレースならば着順、着差は気にならない。前々で一瞬にして突き抜けた京成杯は今でも強烈な印象。ハミ受けの良し悪しで勝負が決まる。 超スローの瞬発力勝負になると他馬が太刀打ちできないほどディープ産駒は切れ切れの鋭さがある。それだけに逃げ馬ロイヤルクレストの存在は大事だが、早々に馬群に沈んだ前走で距離の限界がはっきりした。単なるペースメーカーに終わる。
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