15、9、13、5 15、9→13、5、7、6、8 (30点) 15、13→5、7、6 (18点) 15、9−15、9、13、5− 13、5、7、6 (14点) 多彩なステップで挑んでくるが、ある程度のレベル差ははっきりしている。まずは朝日杯。タイレコード決着という時計は同日1600万より1秒1も速い数字にレベルの高さがうかがえるが、ラジオNIKKEI杯も同等のレベルだ。同日1600万より1秒4も速い時計で2つのレースからのステップに主役を絞りたい。 朝日杯、NIKKEI杯からのステップは5頭だけ。萩Sの2着馬が朝日杯惨敗、3着馬はいまだ自己条件でも勝てずなら、スノードンのオープン特別勝ちはまやかしということ。平凡な時計と末脚ではフレージャパンに強調点がなければ、残り3頭の争い。朝日杯0秒3差のマイネルロブスト、最速上がりだったジョウカノバッカス。NIKKEI杯0秒5差のブライトラインは見直しが必要になる。 マイネルロブストは中でも際立つ強さ。勝ち馬の直後の位置取りから追い比べで、アルフレードに0秒1だけ劣る瞬発力の中身の濃さ。道中掛かり気味でリズムの悪い折り合いながら1分33秒7は立派だろう。過去3年の勝ち馬、セイウンワンダー、ローズキングダム、グランプリボスを上回る数字で改めてクラシックを意識か。千八の札幌2歳Sではグランデェツァに0秒1差。絶対的に前々有利の前残り流れで大マクり。好位差しのベストディールには0秒6も上回る上がり時計で先着した。着差以上に力の違いをみせつけて前走でさらなる成長ならば、少なくてもベストに競り負けることはない。前2走は掛かる悪癖。内々で脚をためることのできない大外枠だけが気がかり。 ブライトラインも遜色ない能力を秘めている。どこか吹っ切れた2連勝で挑んだ重賞の前走も見せ場十分。直線半ばまで前が壁になって隙間を探すロスがあって3着グランデッツァに0秒3差で上がり時計は上回った。すでに中山芝経験済みで、中距離路線に固めているスタミナ自慢。自在に捌けるレースセンスが加われば鬼に金棒か。ムチによってヨレた悪癖は一過性で走るたびに成長を遂げている。 センスの良さと秘めた能力でアドマイヤブルーはさらなる進化が求められる。超スローで掛かることなく、スムーズに捌いてマッチレースとなったデビュー戦は残り100で振り切った。前走もいつの間にか、馬群から抜け出して数字以上の強さで差し切っている。今後の課題はいくらか坂でモタついた反応の鈍さと時計勝負への対応に絞られた。 ベストディールは走ってきた相手との比較だけが頼り。ほぼ超スローだけの経験で、距離もまだまだ未知数。上位3頭にまったく敵わなかった札幌2歳Sのイメージが強すぎて、二千の重賞ではいかにも物足りない。ディープ産駒としてはデビュー以来、最速上がりのないのが致命的。 ホープフルSの中で勝ち馬より中身が濃かったのがレッドシャンクスだ。十分すぎる手ごたえで直線入ったが、枠順からも仕方のない後方ラチ沿いの位置取りで脚を余した。重賞でイップス連発の鞍上特有の負けパターンなら乗り替わりで飛躍する順番。落ち着きがほしい。 千六までの距離経験だったコスモアンドロメダが並ばれて抵抗できたこともホープフルSが微妙なレベルであることが見え隠れすれば、大穴候補に人気薄の朝日杯組だろう。ジョウノバッカスのデビュー戦はスタートのアクシデントでレース終了。単なる回ってきただけの大惨敗なら、芝適性云々はまだ語れない。その後のダート2連勝が底力そのもの。抜群の瞬発力から差し切り勝ちで、馬体から受けるイメージ以上に完成度は高い。とにかく1完歩目が遅く、どうしてもスタート直後に置かれる悪癖を抱えている。前走は3角手前からペースアップしてさらに置かれたズブさも狙いづらい要因。4つのコーナーで追走が楽になるのか、逆手にこれまで以上に置かれるのか。3戦連続の最速上がりが唯一の強調点。いずれにしても理想は前半流れが落ち着きやすく、直線の長さもたっぷりある東京と京都千八。
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