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3→1、2、11、7 (36点) 昨年の有馬記念は歴史に残る最低レベルの勝ち時計だった。同日1000万より2秒7も遅い数字。二千五百というよりラスト千二だけの上がり競馬ではトゥザグローリーの0秒1差も評価しづらい。日経賞同様、超スローの瞬発力勝負だけに強いという特異なタイプで、実力的には決してGT戦線で抜けているわけでもない。GTを3戦連続使って正月明けも続戦。仕上げが難しく、連戦の反動は心配になる。 トゥザを負かすなら明け4歳。自らペースを握るスマートロビンは長距離で花開いた。手ごたえ十分で馬なり先頭から突き抜けた3走前をきっかけに本格化。前々走はスローに落としすぎたためにオルフェーヴルの餌食になったが、前走は上がりレースラップが全11秒台の瞬発力勝負でハナを切らずに控える形から結果を残せば心強い。 同じディープ産駒でもダノンバラードは距離に問題がある。徹底した中距離路線からいきなりぶつけるのが長距離GU。引っ掛かった前々走やマクり気味に動いて最後止まった前走など、ベスト距離でも荒削りの現状では策がないか。 ムラっ気のビートブラックは乗り役泣かせの癖馬なのか、単なる必要以上の控える競馬でリズムを崩れしているのか。3走前の再現を狙うなら前々勝負が絶対条件になる。差し馬なら34秒台が求められる条件でマカニビスティーの出番はない。ナムラクレセントも衰えが見え隠れしてきた前3走からゆっくり下り坂が否めない。1年のブランクから叩き2戦目の前走で見どころありの末脚を使ったスマートギアを穴馬に一考。
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