15→16、10、3、11、4、13、7 16、10、3→15 15、16、10→15、16、10→ 15、16、10、3 (12点) 16、10、3→16、10、3、11→ 16、10、3、11、4、13 (36点) 15−16、10− 16、10、3、11、4、13、7 (11点) 自分の形になればトランセンドは無敵に近い強さ。ワールドクラスの実力は地味な勝ち方でもすでに立証済みになっている。南部杯は稍重に近い良馬場としても、レコードに0秒2まで迫る快時計。ジャパンCダートは強気にハナを切って連覇を決めた。ハナか、番手に好走パターンが限られることで鞍上も腹をくくって乗って、同型揃いでもまったく迷いがない。 エスポワールシチーはようやく乗り替わった。主戦がこの馬の特性を把握してないのが現実で、象徴的だったのが前々走だろう。強敵相手には番手で完敗続き。それでも行く気を見せず控える競馬で挑むという理解に苦しむ乗り方で無抵抗に終わった。前走も道悪なら強気に行って時計勝負で決めるのがセオリーだが、大事に乗りすぎてスピードが生かせないまま、残り50で力尽きた。失速する姿は人馬ともに衰えを考えさせる内容だったことは間違いない。 気楽に乗れるケイアイ、トウショウは馬任せの先行策でも、エスポワール、トランはハナ、番手にこだわり。少なくても5ハロン通過58〜59秒台になれば、ある程度のスタミナが求められてテスタマッタの出番がくる。中距離に良績集中だが、4走前に完全に引っ掛かって0秒6差まで踏ん張った内容でマイラーとしての資質の高さを確信。続くジャパンCダートで掛かったことを我慢できずに中途半端マクりで終了は論外でも、超一流だけが走れる大井二千2秒2秒台に古豪復活を印象づけた。前走もいくらか掛かり気味だったが、最後まで勢いのある末脚なら、いつでも動ける大外枠は理想的条件。前走より1キロ減の斤量で、根岸S組の中では一番の適条件になる。 ワンダーアキュートはこのとりこぼしの多さが鞍上の資質の低さと直結していることが前走ではっきりした。大井二千で2分1秒台の極限決着を最後もうひと伸び。相手がスマートファルコンだったことも考慮すれば、間違いなくGT級まで完成されているということ。6走前は4角で包まれて仕掛けの遅さがそのまま致命傷。3走前はなぜかじっくり構えすぎという慢心騎乗ぶり。前々走はスタートの大ミスがなければ、もっと際どかっただろう。良馬場でも時計勝負にメドを立てて、東京ダート千六も以前、トランセンド、サクセスブロッケン、テスタマッタを子供扱いして勝っている。10年以上もGT勝ちから離れている鞍上の気負いすぎだけが不安材料。 グランプリボスはようやく海外ボケから立ち直ったにもかかわらず、ダート挑戦という強欲さ。確かにダートをこなせる下地はあるが、それでも芝、ダートを両てんびんにかければいい結果が生まれないことは過去の例からもはっきりしている。ここ好走でも安田記念に向けて一気にトーンダウン。 稍重に近かった良馬場の南部杯より、条件が厳しくなってシルクフォーチュンはワイドラインが目標になる。千四ベストでひたすら混戦待ちの追い込み馬。同じくダノンカモンも距離に壁がある。さらに仕掛けのタイミングが難しい悪癖持ちで、早めに先頭立つとソラを使うならば、勝ち負けまでには大きな障害。
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