2、3、9、13→10、1→ 2、3、9、13、8、7 (40点) 2、3、9、13→ 2、3、9、13、8、7→10、1 (40点) 10、1−2、3、9− 2、3、9、13、8、7 (24点) ダート馬だからといって外せないのがこのレースの特徴。NHKマイルCには直結しない過去の傾向からも、将来性より現時点での完成度を重視が正解だろう。波乱含みであることは間違いない。 アルキメデスは走るたびに評価を落としているが、新馬離れしたデビュー戦が強烈なインパクトで見限ることができない。超スローを十分に折り合って33秒9の脚で快勝がレースセンスの良さ。前々走はコース取りの悪さ、前走は押し出されてハナという最悪な展開なら、まだまだ修正可能な手ごたえは残っている。兄アストロロジーは生粋のマイラー。距離短縮のここが狙いどころ。 オリービンの前2走は以前のスタート上手が一変して連続のミス。低調な相手だった前々走は差しが決まったが、上がりレースラップが全11秒台で前残りとなった前走はさすがに届かないのも仕方ない。気性的に子供っぽさが抜けぬ若さだが、京王杯3着や前走の勝ち馬より上がり時計で0秒4も上回った破壊力が一流を裏付けている。 ローレルブレットは前走で4角一気にマクられて戦意喪失。距離か、気性かは微妙だが、相変わらず馬体の良さは際立って好調ぶりがうかがえる。内々で脚をためていい感じで立ち回った前々走は、勝負どころで行き場を失って仕掛けが遅れてダローネガと0秒2差。強さとモロさ同居。 人が替われば馬が変わる。ヴィンテージイヤーは典型的な乗り替わりの刺激を得て大変身した。あれだけ鞍上泣かせのズブさだった癖馬が、鞍上2度目の前走で別馬のような行きっぷりの良さ。残り1ハロンまで仕掛けを我慢して楽に抜け出す横綱相撲は、少なくてもダートでは世代トップレベルを印象づけた。兄弟2頭は芝、ダート兼用馬だが、再び乗り替わりが決定的な減点材料。 ワイドバッハは血統的に芝をこなせる裏付けがないが、完成度の高さで太刀打ちできる下地はある。母は関東オークス4着など南関東で3歳までの重賞上位常連のグリーンヒルレッド。姉オウシュウルージュは川崎デビュー2連勝で5戦目に引退など典型的な早熟血統。この馬も走るたびに評価を上げて行きっぷり良化の前2走は最速上がりで早くも好位差しが完成されている。無欲の差し。 本来なら真打ちになるはずのジャスタウェイはGTでの活躍を占う大事な一戦になる。追えば追うほど伸びる瞬発力は凄みさえ感じられたデビュー戦。前日の未勝利より5ハロン通過で0秒9も遅い流れでも、上がりレースラップ10秒2が含まれる極限の瞬発力勝負で32秒6の脚を使った新潟2歳Sなら、前2走はいかにも拍子抜け。良馬場だった前走は休み明けだけが敗因と思えぬ不発に終わってトーンが上がらなくなった。昨年の切れにほど遠い内容では精神面のスランプの可能性。
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