13−14、1、10、11、6 13、14→1、10、11、6、16 (30点) 13、1→10、11、6(18点) 13、10→11、6(12点) 毎年、波乱必至のダート重賞。実績などの格重視より状態とハンデ考慮が的中への近道か。いずれにしても重賞で安定感のある主役不在でどの馬にもチャンスがある。 まず実績馬のナムラタイタンだが、完全燃焼した前走からひと息入って再びピークに持っていくのは至難の業。レース中の落鉄など関係なかった横綱相撲の強さは頭下がるが、徹底した千四志向で千七以上も使ったことのないローテーションでは、ごく普通にひと叩き後の変わり身待ちが青写真だろう。トップハンデでは惨敗も覚悟。 同じくバーディバーディに強調点が浮かばない。すでにはっきりと距離に限界を示している古豪で、昨年からすでにゆっくり下り坂が否めない元実績馬。一戦必殺の大駆けもワイドラインが限界となっている。今回が初の中山コースは意外だが、叩き良化型のトップハンデ馬はいかにも条件が悪い。 タガノロックオンも短い期間での変わり身が微妙。明らかに太かった前走から再びひと息入っていきなり重賞挑戦。ジャパンDダービー3着、レパードS4着、シリウスS4着ほど凄みは感じない末脚で、時計勝負もまだまだ未知なる領域。 地方交流で良績集中のマイネルアワグラスが久しぶりのJRA挑戦だが、時計が求められる馬場状態ですでにギブアップ寸前。衰え顕著のライブコンサート、メイショウタメトモは手も足も出ないか。 上がり馬に行くしかない逃げ馬が揃ったが、アイファーソング、マイネルオベリスク、トーセンアドミラルの3頭はハナを切った馬だけが生き残れる単調な強豪逃げ馬。いずれもある程度無理して逃げても耐えられる資質の高さを兼ね備えているだけにすべてはスタート次第。 ペースが速くなればなるほどシルクシュナイダーにとって格好の流れになる。前半のズブさがネックでもう少し安定感がほしいが、エンジンかかれば破格の瞬発力はすでに重賞で通用するほど完成されている。前々走はごちゃつく流れでいくらか仕掛けの遅れ。前走は勝ち馬より明らかに外々を回らされたコースロスで0秒2差なら納得の3、2着。重賞未勝利で57キロのハンデを背負わされたことだけが気がかり。 叩き2戦目が久しぶりの重賞挑戦になるトーセンアレスを波乱前提で狙いたい。3歳春はクラシックロードを歩んだ期待馬で、その夏にジャパンDダービー5着。その後は入着ラインで一進一退のレースが続いたが、スタート難と極度のズブさがネックになっていただけで五分に出れば常に上位を脅かす能力を秘めている。いつもより積極的な好位の位置取りなら、いつでも前走ぐらい走れるということが証明されれば、ジャパンDダービー5着時より地力強化している5歳馬の台頭があっても驚かない。 サイレントメロディの前2走は単なるキャリア不足と納得。前々走は超スローを必要以上に控えた展開負け。前走は初の京都コースで破格の時計勝負になったことの戸惑いだろう。ダートのキャリアは前走でまだ6戦目。それでも前々有利となった初重賞挑戦で追い込み不利な流れながらエスポワールシチーに0秒8差は立派。一発大駆けを秘めるムラ馬。
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