8、2、4→3 8→2、4
フレールジャックは最悪の休養となった前走からすぐに立ち直れるかが微妙。数字以上に寂しく映った馬体がそのまま結果に表れた。同日1000万より遅いラップの瞬発力勝負で、単調な先行勢に完全な鋭さ負け。前半に掛かったとはいえ、豪快な瞬発力で差し切って重賞勝ちとなったイメージとはまったく違っていた。仕切り直しで力は入るが、少頭数で再びスムーズな折り合いが求められる瞬発力勝負に一抹の不安。馬体は440キロ台まで成長が最低ライン。
ランリョウオーの前走は鞍上との呼吸の悪さがすべて。致命的なスタートミスで後方待機。33秒台の脚を使っても届かないのが当然の超スローで、デビューから2度目の掲示板圏外も仕方ない結果だった。乗り替わった鞍上が差し馬で勝つ際、お決まりの4角ブン回しでもロスなく立ち回れる少頭数なら大幅な減点はない。8戦連続で34秒を切っている末脚。
アドマイヤタイシの最近の不振は1000万をわずか1戦だけで卒業したツケが出たということ。未勝利脱出に6戦、古馬500万卒業に7戦かかった勝ち味の遅さは簡単に解消できない。それでも千八で34秒半ばが限界だったジリっぽさが、ここ2戦は二千で33秒台という成長ぶり。一変するならひと叩きの今回か。
エーシンジャッカルは大跳びできれいなフットワーク。開幕週でよほど雨が降らない限り、馬場の変化は起きないが、滑るような馬場になると良馬場に近い稍重でも苦労する可能性。雨量によって取捨が決まる。 |