３→１、４、５、７

３、４、５

馬場を考慮してもジョングルールの前走は無謀な直線勝負だった。ＧⅠ出走を賭けたレースとしては実にお粗末。大事に乗りすぎて必要以上に控えた結果、最悪な位置取り。さらに直線入口から団子状態で終始窮屈な位置取りとなってまともに追えなくなれば、最速上がりの末脚から０秒６差まで迫ったのはむしろ相当走っているということだろう。前々走の勝ち馬は皐月賞８着、前走はクラシック直結レースでダービー２着フェノーメノ、ダービー７着トリップに上がり時計が上回って、世代トップレベルの瞬発力であることを証明済み。これで自在に動ける軌道力さえ備えれば、オープン入りまで加速する。ステアトゥヘヴンは４戦連続で直線長いコースを使ってきたが、凄みのない末脚ならば脚質的にも中山替わりはしっくりくる。ブリンカー着用の前走で初の上がり33秒台突入が変身のシグナルそのもの。