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阪神裏読み
関東
8R9R10R11R
関西
7R8R
9R10R
11R12R
WIN5

阪神11R3連単2軸マルチ9、18→14、6、8、1、12 (30点)

9、14→6、8、1、12 (24点)

9、6→8、1、12 (18点)  9、8→1 (6点)

3連複1軸BOX9-18、14、6、8、1、12

母と違って軌道に乗るまで時間かかったが、レッドマニッシュは勝ちっぷりいい前走で母とダブる。相変わらずテンションが高く、どうやら慢性的なスタート下手だが、直線だけで真一文字の末脚は迫力十分。最後流して33秒4の瞬発力はまさに母譲り。コースは違うが、走るたびに時計短縮。それ以上に反応の良化度合にエリート気質を感じさせている。適度なキャリアと理想的なローテーション。このレースを連闘で挑んだ母より明らかにムードがいい。

コレクターアイドルはいつ致命傷になっても驚かないズブさに一抹の不安。前走は直線で馬群を縫えたが、人気的にもGⅠで同じように内目を突っ込むことは難しいだろう。他馬よりワンテンポ仕掛けを遅らせて4角ブン回した前々走がいい教訓で、後方からの位置取りなら早めの仕掛けから力業。いずれにしても直線坂のある阪神で、強引な仕掛けから最後まで勢いが持続するとは思えず、とにかくスタートを決めてスムーズに流れ乗ることが最優先課題となる。スローペース依存症が蔓延して並外れたペースになることはないのが最近のGⅠ戦線。スタートミスか、ズブさが出れば、鞍上のGⅠ2勝目が遠のいていく。走るたびに馬体減も気になるマイナス材料。

前走は内をついたコレクターに対してアユサンは大外から追い比べという単なる内外の差。直線半ばでは勝利も浮かんだ末脚の威力だったが、勝ち馬に並んで同じ脚色となってしまった。千六3戦目の勝ち馬に対してこちらは初距離も最後の最後に響いたとすれば、勝ち馬以上に濃い中身だったことは言うまでもない。前々走は馬なりでマクってそのまま先頭。残り100だけ追って33秒6の瞬発力となった超一流の絶対能力。デビュー戦はこの馬以外で早くも4頭勝ち上がっているレースレベルの高さなら、距離2度目でもう1段階の成長がごく自然な見解か。前2走ともに4角ブン回し。大外枠に減点なく、むしろ前走と同じような乗り方で届く計算が成り立つ。

サンブルエミューズは前走の直一気で逆に乗りにくくなったか。逃げ先行馬が手薄なメンバーで本来は前々の攻めがしっくりくるが、あれだけの脚を使われると前半できるだけ脚をためたくなるのが騎手の心情。ごく平均的な流れでは好機のマクりが勝ちパターンで、これだけ追い込み馬に人気馬が偏ればますます動きにくくなる。距離や時計勝負など同時にメドを立てて、距離延びて上がり時計を一気に33秒台突入の成長力をテン乗りの鞍上が信頼できるかどうか。まずは馬体キープが大前提。

ローブティサージュは行く気になればもっと前々可能な行きっぷりの良さに幅のある距離適性を示した。終始外々を回って一気に距離短縮したと思えぬ違和感のないレース運び。潜在能力だけでいくつかの課題を乗り越えれば、距離延長、ひと叩きという条件好転でさらなる存在感を示しても不思議なし。絶好枠を引けば逃げ馬の直後の位置取りで脚をためられる。

カラフルブラッサムはやはり走る。前々走のジリっぽい内容で評価を下げたが、稍重で上がりレースラップが加速していく12秒5-11秒7-11秒6で牡馬クラシック有力候補の1頭のキズナに0秒4差なら改めて上方修正が必要だろう。3角過ぎから完全に置かれ始めたが、直線ケタ違いの瞬発力で差し切ったデビュー戦が強烈なインパクト。ひと叩き、距離短縮、良馬場、牝馬限定など、あらゆる面で走る条件が揃っている。

前日未勝利で1分34秒7なら、間違いなく1分34秒前後の決着。先行馬が勝ち負けまでに最低でも上がり35秒前後を求められる時計勝負では、サウンドリアーナにとって条件が悪すぎる。平均ペースで縦長になる不可解な隊列となった前走は明らかな展開の利。はっきりレースレベルの低さが示されている新潟2歳S3着やコレクターに上がり時計が0秒7も劣ったデイリー杯に強調材料がなく、少なくても時計勝負でコレクターに逆転する姿は浮かばない。単なる上がり勝負となってもコレクター向きの流れならば、距離克服の課題を抱えるプリンセスジャックとともになし崩しに後続の馬に脚を使わせるようなサバイバルの流れに持ち込むしか上位に食い込めない。