6、2→6、2、7、10→
6、2、7、10、3 (18点)
6、2-7、10、3
カオスモスには怖さがなくなった。控える競馬では凄みがなくなるのがこの馬の特徴。あれだけ好位差しでもがいていた馬が前々走の一変は驚いたが、勝ちを意識できた手ごたえで失速した前走から短い期間での上積みは厳しいだろう。確かに前走は数字的には超ハイレベルだったことは確か。過去10年で5ハロン通過がNo2という速いラップ。最後の追い比べで接触したことが影響した可能性も否めない。それでも追い比べの分の悪さを割り引くと、ハナを切る以外で勝てるイメージが浮かばないのは、今までのレースぶりから当然といえば当然。あくまで大きく崩れないワイド要員。
コパノリチャードには迷いがなくなっただけに狙いやすい。超スローで単騎逃げになるという展開の利はあったが、前走は直線半ばで勝負を決める圧勝劇。すでに勝負は決まっているにもかかわらず、鞍上が最後まで追い続けるという不可解な行動はあったものの、控えてリズムを崩した前々走からこれだけ一変すれば、2度とハナは譲らないだろう。カシノランナウェイが早めにハナをあきらめれば前走の再現。
テイエムイナズマはここが正念場だ。前々走は中途半端なマクり競馬で不完全燃焼。前走は好枠を引いたにもかかわらず、折り合いに専念するあまり、考えられないほど外を回っていた。癖馬の乗り替わりが吉と出るか、凶と出るか。いずれにしても過去10年で良馬場限定ならば、デイリー杯はワーストNo2の平凡な時計。
ハイレベルなシンザン記念を経験してもう1段階の成長が見込めるのがレッドアリオン。前走は自在に立ち回れる馬をなぜか必要以上に控える鞍上のペース音痴が敗因で、カオスモスより中身は濃い。10キロ減でも目立つ馬体はさすがJRA7勝馬の仔という血統的な裏付けもあって、1勝馬以上の底力を感じさせている。
ラブリーデイの前走は体調に微妙なズレがあったと割り切りたい。どこか本気で走っているとは思えぬフットワークの堅さ。長距離輸送と激戦続きでハードなローテーションだったことを考慮すべきでも、新鮮さが失われてきた事実。エーシントップと接戦した前々走は実力か、展開の利か。充電完了の今回こそが真価を問う一戦になる。 |