７、11→６、２、10、14、12　(30点)

７、６→２、10、14　(18点)

７－11、６、２、10、14、12

オメガハートランドは乗り替われば完全復活までの時間は短縮される。とにかく前の主戦はへぐりの連続だった。超ハイペースを突然前々で攻めたり、超スローを徹底待機など、資質を疑うペース音痴で好走可能のレースも取りこぼしてきたが、乗り替わった３走前、前走で見せ場十分の内容こそがこの馬本来の姿。直線はラチ沿い有利の馬場状態の中で大外一気の伸びだった３走前はスムーズに立ち回った勝ち馬と単なるコース取りの差。前走は直線ごちゃつく流れでなければ、もっと際どくなっていた０秒４差だった。自在に動けるレースセンス、使い減りしなくなった体質強化、何よりイメージどおりの直線平坦コースで上位有力。千八もしっくりきた。

昨年の覇者オールザットジャズは斤量的にも勝ちが意識できる条件だが、ここ３戦のテンションの高さから強気になれないのが本音。前走は久しぶりのコンビ復活とはいえ、道中完全に引っ掛かる折り合い難を露呈。坂を上がったところで勢いが止まった末脚は、18キロ増も響いたと割り切れぬ鋭さ負けならば、ここで驚くような再ブレークは難しいだろう。いずれにしても福島特有のマクり競馬が絶対条件。

マイネイサベルは着差以上の完勝だった前走がいいターニングポイントになりそう。絶対的に前々有利の流れを直線一気はもちろん、斤量56キロを克服、右回りで重賞制覇、久しぶりの最速上がりが５歳ピークの決定的な裏付け。良績集中のテッポー実績と比べるとガクッと落差のある叩き２戦目で踏ん張りどころ。

アロマティコに格下感はない。ジェンティルドンナにわずかに劣る末脚だった前々走ですでに一流を示している上がり馬。加速する上がりレースラップで直線一気を決めた前走も着差以上の強さ。ますます磨きのかかっている瞬発力は牝馬トップレベルまで完成されている。４走前のマクり競馬をイメージして乗りこなせば、どんな流れにも対応できる。

フェータルローズとスピードリッパーを穴馬として一考。フェータルは押せ押せのローテーションにもかかわらず、前走で初の上がり33秒台が充実の証。スピードは休み明けとしては上々の前走で色気づく。手ごたえ十分に立ち回った行きっぷりの良さなら、以前のドン底のスランプから立ち直ったことは明らか。