4⇔8⇔6、7、10、11、1、5 (18点)
キズナがようやく復活する。エピファネイアと互角以上の評価のあったダービー馬。GⅠはわずか1勝だけだが、凱旋門賞4着、海外GⅡ勝ちの実績で、この程度の相手に負けることも許されない立場の超一流馬だ。焦点はレースより、5歳になったディープ産駒がどこまで走れるかということ。ディープ産駒が騒がれるのはクラシックまで。古馬になって大成したのがジェンティルドンナ、最近になってようやくGⅠ勝ちしたスピルバーグぐらい。打ち上げ花火のように一気に開花して一気に枯れていくというディープ産駒のイメージの悪さがなかなか払拭できないのが現状になっている。約2年前のピークから再びピークとなるかどうか。相手、流れ云々より興味はそこ。
キズナの相手はもちろん、ハープスターだけ。外を回しては勝てない、できるだけラチ沿いを立ち回らなければ勝ち負け不可能と言われている凱旋門賞で大外ブン回し。何のために出走したのか、鞍上の資質の低さを世界中に露呈しただった。無謀な夢をみないで日本国内出走ならば、1億円以上は稼げただけになおさら無意味な挑戦だったことが否めない。前走では春当時と雲泥の差となった馬体の悪さがそのまま結果につながって、イメージ以上に海外遠征の反動は大きいか。いずれにしてもひと息入れてどこまで立ち直れるか。この程度の相手に馬券圏外になれば、今年の完全復活は望めなくなる。スロー確実で強力な相手が同じような脚質ならば、単というより連軸向きの差し馬。
逃げ馬どころか、先行馬さえ不在。超スローの上がり勝負が確定的では単純に瞬発力比較でいい。上がり33秒前半を求められれば、自身の上がり時計ベストが33秒半ばのヒラボクディープ、アクションスター、トウシンモンステラ、ハギノハイブリッド、ラブリーデイ、マイネルディーンがほぼ横一列。33秒前半の数字を誇るノーステアは長期休養明けのために度外視した。 |