HOME最新開催当日予想過去開催予想収支インフォメーション概要以前のくじら矢独りごと(休止)
中山裏読み
関東

3R5R6R9R10R11R12R
関西
1R2R
3R4R
5R9R10R11R12R
JRAホームページへ

中山11R

3連単フォーメーション9、6⇔9、6、2、10⇔

9、6、2、10、3、12、15 (62点)

古馬の重賞初挑戦のモーリスが前日1番人気だが、常識からは勝つイメージが浮かばない。確かに強烈なインパクトを残した前2走だった。矯正不可能なゲート難でいずれもほぼ直線だけのゴボウ抜き。何より追ってからの反応は他とは比べものにならないほど切れ切れだった。それでもこのメンバーになると単純比較で数字不足。千六限定の上がり時計比較では前々走の数字がメンバーNo14。自身最高上がり時計の33秒1もメンバーNo6まで落ち込む。瞬発力勝負からパワー重視のサバイバル戦が避けられない道悪競馬にもなれば、重賞の壁に加えてパワー勝負への対応も試される。まずは雨が降らないことを願うだけ。

クラリティシチーの前走は見事な復活劇だった。外差し馬場とはいえ、4角後方から外一気。1分33秒台の決着で33秒8の末脚は完全復活を示すには十分すぎる数字だろう。これで陣営も迷いなくマイル路線。適性を見極めれば本格化は加速していく。稍重も経験のない未知なる道悪だが、母母タイキダイヤは道悪の鬼、母タイキクラリティも不良馬場で4着の経験。父キンカメなら、むしろ雨歓迎か。

雨量が強まればコスモソーンパークは主役に躍り出る。道悪になれば敵なし。馬場が荒れれば荒れるほど強さを発揮している。前々走は発表以上の荒れた状態で瞬発力型が不発に終わったパワー馬場。前走は馬場を意識しすぎて前半は無理をしない安全策。もっと強気に立ち回れば勝てるレースだった。富士S0秒6差、小倉大賞典0秒1差の経験を経てようやく重賞3戦目。連続道悪競馬になるツキの良さは強調点のひとつ。

マイネルメリエンダの狙いも悪くない。前走は直線入口、手応え十分で勝ちを意識できたが、少しササり気味となって矯正しながらの追い比べとなったのが痛かった。残り100で逆手となって急失速ならば、東京(000012)の苦手意識がモロに出たと納得できる。中山(112100)、古馬相手の重賞で0秒1、0秒3差にもかかわらず、55キロのハンデはいかにも恵まれた。稍重(300001)。

エキストラエンドの前走は2着馬とほぼ同じ位置取りから馬群に突っ込んだことが裏目。終始窮屈なコース取りで数字ほど切れ味を感じなかった。それでも瞬発力に陰りのないことを示した最速上がり。改めて古豪健在を示せば重賞ホルダーの意地はみられそう。いかにも直線の長さが生命線になる瞬発力型で、中山(000011)とのイメージの悪さからいくらか減点した。