8⇔2、3、10、12、9⇒
2、3、10、12、9、11、4 (60点)
新星の成長が目覚ましい。ダート界はキャリアが重要で、いくら芝で結果を残しても百戦錬磨のダートのオープン馬相手には歯が立たないケースが多いが、中でも世代レベルが高すぎる今年の3歳馬は違っていた。ダノンリバティの前走は驚くほど強かった。同世代のダート重賞でいきなり2着だったが、勝てなかったのは相手が強すぎたということ。前走は初の古馬相手にもかかわらず、追ってからの加速度は次元の違う伸びで後続を完封。タイレコードのおまけ付きだから2度の驚きだろう。兄弟同様というよりスカーレットレディ一族同様の生粋のダート馬で評価を固めていい。母の兄弟にはサカラート、ヴァーミリアン、キングスエンブレム、ソリタリーキング。前走の衝撃から同じような活躍がイメージできる。有力馬と斤量3キロ差は恵まれすぎた。
アウォーディはある意味、5歳までダート適性を見抜けなかった陣営に驚きだろう。異父妹アムールブリエが4連勝でエムプレス杯、ブリーダーズCをぶっこ抜きでも勝ち切れない芝を見限れない判断力の悪さ。ヘヴンリーロマンスの血を信じて芝で開花を待ったのか。いずれにしても余裕の追走から最速上がりで楽に差し切った前走が本来の姿ならば、ダート路線でひと花咲かせることが確実の感触を得た。遠回りした時間を取り戻して即重賞ロードを歩むためにも賞金加算が絶対条件になる。
ロートル馬の衰えは突然やってくる。マルカプレジオは前走惨敗で扱いにくくなった。得意の阪神(411003)、伸びなければならない位置取りでもがいて完全なる不発。休み明け(220102)で仕上がり早だっただけにショックも大きい。ここで掲示板を外せばゆっくりとフェードアウトか。
ナムラビクターも正念場となる。厳しい展開をはねのけてきた以前とはどこか違う。凄みを感じなくなり、レース内容も相手なりまで。勝ち負けレベルからワイドラインへ降格して、今では入着ラインがひとつの壁になっている。昨年2着のシリウスS以来の58キロで57キロでも勝ち切れなかった6歳馬だが、休み明け(011100)、千八(424101)、阪神(312000)の好条件を頼りに復活を賭ける。
ニホンピロアワーズは年齢を度外視すれば、十分に狙える。前走の勝ち馬は現役最強馬。4着以下に楽に先着して古豪健在を示せば、トップハンデでも侮れない。グランドシチーも同じような評価で、前走を除けば十分に太刀打ちできる実績。いくらか阪神(003024)に苦手意識はあるが、千八(630144)で前走よりレースはしやすくなる。キクノソルは魅力の乗り替わりだ。オープン入りに時間はかかったが、現実にオープンではすべて掲示板確保の安定感。いつもより積極的に乗ればいい刺激になる。 |