9⇒1、16、11、14、13⇒
1、16、11、14、13、6、15、7、5 (40点)
9、1-9、1、16、11-
16、11、14、13、6、15 (24点)
エイシンヒカリの逃げたレースは最後の上がりレースラップがかかってもなぜか差せないという特異なレースになるが、それでも末脚自慢のサトノアラジンがラスト12秒2で差し切れなかったのはイメージを悪くした。ディープ×ストームキャットの仔は極端な時計勝負と上がり時計が求められるとモロさの出るのが二千以上と確信しているが、千六~千八でも傾向が強まってきたならばポカがあっても驚かない。いずれにしても賞金加算が命題の狙った一戦。ここで馬券を外すようならば、今後の王道路線のプランは白紙に戻る。
初の古馬相手にいきなり57キロ。時計はひとつ以上も詰めなければならないクラリティスカイにとって過酷な条件が突きつけられている。GⅠ馬といっても同世代のタイトルホルダー。完全に引っ掛かりながら押し切れた内容に凄みなど感じることはなかった。千六の上がり時計はメンバーNo11に経験レベルが示されているか。
同じNHKマイルC覇者でもカレンブラックヒルは底力が違う。ようやくハナにこだわりを持つようになった鞍上の心境の変化が前走でうかがえれば、イメージを変えなければならない。毎日王冠でジャスタウェイを完封してデビュー5連勝を決めながら、その後GⅢ2勝だけはいかにも物足りない。逃げた際の強さを忘れたのか、なぜか徹底して控える競馬を教育したことが不振の最大の要因で、ダートを進言するなど鞍上の見極め能力の低さも足を引っ張った。ハナ切る気満々だった前走が人馬ともにいい刺激。直線、一瞬盛り返した脚にも見どころがあれば、逃げ馬不在で一気にレースは組みやすくなる。
デビューから一貫してマイル前後でスキルアップを図ればロゴタイプは今頃本物のマイラーとして扱えたが、今や皐月賞馬も完全に落ちぶれた。距離不適にもかかわらず、背伸びし続けてリズムを崩した典型的な例。オークス同様にマイラーでも攻略できる皐月賞制覇で陣営の考え方に狂いが生じたか。いずれにしても古馬になって二千でまったく結果の出なかったマイラーに、休み明けの前走で二千二を挑戦させるなど本末転倒ということ。ここ照準にあえて叩き台として使ったとすれば、ここで勝ち負けが求められるが、上がり34秒前後が壁になっているジリっぽさに高望みをできなのが現実。
フルーキーの前走は相手に恵まれすぎた。同日の500万千八より5ハロン通過が0秒8も遅い超スロー。絶好位で折り合えば、当然の差し切り勝ちで、むしろ最速上がりではなかったことと33秒台でなかったことが問題だろう。オープン入りしてGⅡ、GⅢで5戦。すべて3番人気以下の支持を得て勝ち切れなかった勝ち味の遅さがこの馬の本質であることを忘れてはならない。 |