8、11⇒14、5、2、13、9 (30点)
8、14⇒5、2、13、9 (24点) 8、5⇒2、13、9 (18点)
マラソンレースそのものの存続も怪しくなるほど、メンバーは年々低調になっていく。GⅠ戦線の完全なる谷間とはいえ、異色の距離のため好走しても次走につながらない単発レースのイメージがますます強まっている。ステイヤーズSをステップに有馬記念で馬券に絡んだのが、99年のテイエムオペラオーから音沙汰なし。これからは距離または時期の変更が求められていくだろう。いずれにしても条件戦上がりより、重賞好走馬を信頼。
数字どおりの太めで上がり馬を苦しめたメイショウカドマツの復活は頼もしい。未勝利並みのラップで残れた展開の利を割り引いても、勝ち馬に0秒1だけ劣ってメンバーNo3の上がり時計は完全復活のシグナルとして受け取れる。ダイヤモンドS3着のステイヤーが2年近くのブランクから立ち直れば主役として扱える。
瞬発力に陰りが見え隠れしてきたファタモルガーナが休み明けで取捨に迷う。このレース3度目の挑戦となる古豪だが、長期休養明けは初のステップ。マラソンレースに圧倒的な安定感のあるステイヤーとしても、残り6~2ハロンまで加速するレースラップだった前走の瞬発力勝負の弱さ露呈でますます窮地に追い込まれる。単よりも連軸向き。
ステイヤーとは到底思えないが、賞金加算のための出走と割り切るしかないのが上がり馬のアルバート。3角前から仕掛けるマクり合いになると分が悪いが、単純なスローの瞬発力では十分に太刀打ちできる。ひたすら内々で我慢。
底力が求められるサバイバル戦でネオブラックダイヤに怖さがある。三千二、三千四(000020)はそれぞれ3着馬に0秒2、0秒1差という接戦で、とりわけ天皇賞春はラストインパクトに0秒1差。年齢度外視の狙いが正解。 |