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京都裏読み
関東
1R2R
3R5R
9R10R
11R12R
関西
1R2R
3R5R
9R10R
11R12R
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京都11R穴推奨レース

3連単フォーメーション18⇔6、5、7、2⇒6、5、7、2、10、12 (40点)

ピースマインドはどうにも強調点のない前走で評価が揺れる。同日1000万より0秒5速い時計とはいえ、古馬が5ハロン通過で1秒8も遅いラップなれば当然の時計差だろう。上がりレースラップですべて12秒台でも逃げ切れた低調メンバーだったことが否めない。5ハロン通過で60秒台以下が未経験の逃げ馬がいきなり同型揃いの重賞、未知なる千六にぶつける悪ローテで通用する裏付けはまったくないのが現状。リオンディーズの2着だけが先走って前日1番人気とは驚きで、大成しない先行型のディープ産駒にとって大きな試練が待っている。勝つか、惨敗か、両極端な結果も覚悟。

勝ちっぷりこそ豪快だったジュエラーだが、メンバーに恵まれたことはメンバー構成からはっきり伝わる。その後に勝ち上がった馬がダート替わりのわずか1頭に勝ち馬以外のレベルの低さが否めなくなったということ。残り5ハロンから加速ラップを直一気はまさに重賞級で、時計を含めても超エリート路線を歩める資質を秘めるが、スタート直後に加速しないテンの鈍さ、大型馬のひと息後、距離短縮など数々の試練が待っているのも事実。いずれにしても前走のように直線入口で先頭から5、6馬身差程度まで追い上げることが絶対条件になる。

アストロエンブレムは血統的な体質の弱さか。走るごとの馬体減で今後は使っても十分に間隔を開けて連続3戦までに限定されそう。強さとモロさ同居はいかにも兄テスタメント似。3戦連続で最速上がりの切れ味は天井知らずだが、テン乗りが裏目に出たとはいえ、前走の掛かり癖は矯正不可能な悪癖であることは間違いない。スローの上がり勝負で7頭が上がり33秒台。上がりも着差もわずか0秒2差だったハレルヤボーイがその後、重賞でまったく歯が立たないことを考慮すれば、前走から驚くような成長がない限り、長距離輸送、初コースをクリアする姿がイメージできない。

ショウナンアヴィドは乗り方ひとつで大駆け可能だ。とにかく出世が遅れているのは気性難が災いしているだけ。豪快な追い切りからも相当な素質を秘める若駒は自分のスタイルを貫けばここでも遜色ない感触がある。
無理やり押さえて差し馬として完成を目指したために、かなり遠回りした初勝利。デビュー戦は馬場を意識しすぎて外々を回りすぎ。3走前は直線で完全に行き場を失ってまったく追えなかったコース取りの悪さ。前走は控えすぎて人馬ともに戦意喪失で度外視できるレースだった。案の定、うまく立ち回った前走で完全復活。3角前で抑えられないと判断してハナに立ったことが奏功。直線入口で後続を引き付けて一瞬にして置き去りにした。道中の折り合い難は当面の課題だが、加えて追ってからラチに頼って少しササり気味になったことが新たな宿題。前走以上に同型揃いでも自分のスタイルを貫けるかどうか。ハナを切れなかった時点で圏外へ。

ロジクライの前走はまさに素人乗り。直線でラチと馬との間が1.5頭分のスペースがありながら、鞍上のチキンぶりが出てラチ沿いをつけなかったことが致命傷になった。その後、外出しに時間がかかって残り150でようやく前がクリアになるほどのロスがあれば届くはずがない。勝ち負けを意識できた手応えの良さからもうかがえる不完全燃焼ぶり。前々走の口向きの悪さを修正すれば、まだまだ上り詰めることが可能な下地はある。

レインボーラインは時計以上の強さ。直線入口で一瞬包まれ気味になったが、前がクリアになると抜群の瞬発力で突き抜けた。2着馬と併せるとさらなる伸び。同日の1000万と比べても遜色ない数字で重賞レベルだったことを証明した。何より上がりレースラップが全11秒台の差し切り勝ちを決めたことが大きな価値と経験。人気的に妙味が出た。