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東京裏読み
関東
1R2R
3R4R
6R8R
9R10R
11R12R
関西
1R2R
3R5R6R9R10R11R12R
ローカル
1R4R
11R12R
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東京11R推奨レース

3連単1着BOX5、7⇔5、7、16、14⇔

5、7、16、14、9、13、6 (68点)

3連複フォーメーション5-7、16、14-

7、16、14、9、13、6、3、10 (18点)

行くしかない馬がこれだけ揃えばハイペースは避けられない。コパノリッキーが2年連続で番手から抜け出して快勝とはいえ、2年連続で5ハロン通過60秒台というラップはGⅠとすれば超スロー。前残りが当然だったことは言うまでもない。

2006年から5ハロン通過ラップは
57秒4
58秒9
59秒1
58秒8
59秒2
60秒1
58秒7
58秒6
60秒6
60秒0

数字に表すと特に過去2年が先行馬に恵まれたラップ。絶対的な有力馬は前々の位置取りにもかかわらず、なぜかマークが甘く前残りを許している。いかに同型の鞍上がペース音痴だったかが伝わってくるだろう。5年前の60秒台はトランセンドが逃げ切った年で、逃げ先行馬にとって5ハロン60秒がひとつの目安になる。
今年はコパノが引くに引けない内枠を引いて、ある程度出しにいかなければならなくなったが、馬の脚質よりも一番大事なのは同型の鞍上なのかもしれない。本質逃げ気性のコーリンベリースーサンジョイの鞍上は行き過ぎるか、逃げ馬なのに控える可能性のあるペース音痴な鞍上配置。GⅠどころか、GⅡも未勝利の鞍上とテイエムオペラオーのみGⅠ勝ちの実績の鞍上では舞い上がる可能性は相当高くなる。2頭がまともに勝ちを意識した乗り方になれば58秒台。2頭が引っ張り込むペース音痴を露呈しても、控える競馬である程度の結果を出しているタガノトネールホワイトフーガベストウォーリアが突けば、少なくても前2年のような楽なペースにはならず、59秒台突入が避けられないはず。

最速上がりはわずか3度だけである程度スタミナの求められる流れやメンバーが走る条件。右回りに見切りをつけて徹底した左回り照準のベストウォーリアは年齢的にも脚質的にも勝ち負けが一番簡単にイメージできる。今までJRA重賞はGⅢ3勝だけで、どこか本番になるとモロさ同居のイメージは強まっているが南部杯、プロキオンSをいずれも連覇で本来は歴史に残るスピードと切れ味を兼ね備えている。
千六(522001)、東京千六(312001)でいずれもメンバーNo1の持ち時計。昨年のフェブラリーSは予想以上に流れが落ち着いて0秒2差。フレッシュなローテこそが全開になる仕上がり早で休み明け(522000)。最近のレースは以前より行きっぷり良化で逃げ先行馬の直後から折り合える先行力と枠順など、これだけハイレベルな数字と走る条件が揃えば勝ちを意識するのも当然ということ。前走は追い始めてから一瞬にして置かれたが、キャリア2戦目の千二で終わってみればスペシャリストのスプリンター相手に着差も上がり時計もほぼ互角がダート王の資質。ひとまずスピード感を取り戻すにはいい経験だったと納得できる。稍重を含めると道悪(411010)が決定的となるさらなる後押し。

流れ云々の前にコパノリッキーは前2走の淡泊なレースで勝ち負けのイメージが浮かばなくなっている。前々走の超ハイペースで絡まれた惨敗が尾を引いているのか、3走前の大井で燃え尽き症候群か。いずれにしても前走の内容が悪すぎる。5ハロン通過が60秒を切ることが当然のレースで前々有利の61秒3。11秒台がわずか2度だけのペースに恵まれて4角の手応えも十分だったが、予想以上にあっさりと交わされた。自分のスタイルに持ち込めて、これだけ淡泊な競馬では、前2年より確実にいじめられる同型揃いのメンバーでモロさはますます顕著になるはず。馬具を工夫しても焼け石に水か。

ノンコノユメは前走が現状の力関係と思えぬが、それでも最速上がりのサウンドトゥルーより1キロ減の斤量で上がり時計が0秒1劣った事実。これまでの走りを過大評価しすぎだった可能性も否めなくなってきた。直線でいつもと違ってラチ沿いのコースを選んだことが裏目に出たか、激走続きで前々走の58キロの反動が出たのかなど、数々の敗因が考えられるが、最大の要因は同世代相手と百戦錬磨の古馬GⅠ級相手との差だろう。盲点になったとはいえ、前走の勝ち馬は12番人気の牝馬。昨年のフェブラリーS7着馬に競り負けた馬が勝ち上がれたレースレベルだったということ。さらなる相手強化で即軌道修正するのは容易でないことが伝わるはず。前々走の相手はGⅢ馬や重賞初挑戦の上がり馬。さらなる相手強化でもっとスピードとスタミナが求められる条件では一線級とのレース経験も大事なファクターになる。千六の上がり時計ベストは意外にもマルカフリートに次ぐメンバーNo2でNo3のベストウォーリアとの差は0秒2だけ。イメージほど強烈で絶対的な武器でもないことがうかがえれば、勝っても惨敗しても驚きはない。

モーニンが仮にGⅠ級ならば前々走で勝っていただろう。たかがGⅢにもかかわらず、勝ち馬に坂下で引き離される失態。上ってから少し差を詰めたが、残り100で再び差を広げられてはいいわけのできない完敗だった。自身の千六上がり時計ベストはメンバーNo10が現状の能力基準か。前々走は勝ち馬より1秒3も遅い上がり時計でメンバーNo5。前走も最速上がりより1秒も遅いメンバーNo3では馬券圏内も怪しくなってくる。驚くような時計勝負はまだまだ未知数。

これだけ行くしかない逃げ馬が揃えば底力勝負。前々の残り目は厳しいが、ハイペースだからといって単純な直一気が決まることもないのがダートGⅠ。GⅠ10戦のキャリアがあるローマンレジェンドの出番があっていい。今年は色々な刺激がある。キャリアの中で3戦以外はすべて同じ鞍上配置で、16戦ぶりの乗り替わり。6戦ぶりの千六挑戦と重なって、少なくてもこれまでの歯がゆい競馬続きが単なるスランプか、年齢的な限界かがはっきりする。徹底した千八志向だが、本質はマイラーのマイラーの可能性をいぜん残しているスピード型。昨年のフェブラリーSはコパノベストグレープサンビスタコーリンを上回る最速上がり。

サンビスタ基準でホワイトフーガは人気になっているのか。いずれにしてもダートGⅠで牝馬の存在は忘れていいだろう。スピード、スタミナともにレベルは牡馬より二枚、三枚落ちが牝馬路線の標準的な基準。千四(200000)とはいえ、千六未経験の牝馬が55キロで1分34秒台決着になるGⅠ通用の根拠が見当たらない。