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中山裏読み
関東
9R10R
11R12R
関西
6R9R10R11R12R
ローカル
10R11R
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中山11R

3連単フォーメーション7、4、9⇒7、4、9⇒7、4、9、3、2 (18点)

有馬記念では本命だったゴールドアクターだったが、絶対王者と言えないもどかしさ。何よりその有馬記念の勝ち時計は過去10年でワーストNo3の遅さ。No4になる上がり時計が唯一の救いだが、58キロのGⅡでは主役としての数字がまだ物足りないことが伝わるだろう。前走は有馬記念特有の内々我慢の勝ちパターンにはまったことが一番の勝因。未知なる斤量と大外枠でグランプリホースという威厳が損なわれる可能性も高まっていく。この試練を乗り越えてこそ、大一番の好走が浮かんでくる。

ゴールドのような意外性はなくても、サウンズオブアースは経験値の高さで逆転を狙う。スランプ馬、パンク馬続出の呪われた菊花賞からゴールドとともに数少ない出世馬。このメンバーNo1になる上がり時計ほど鋭さを感じないが、二千二、二千四の持ち時計ベストで圧勝があっていい力関係でもある。5走前の昨年日経賞では4角で外からフタをされて仕掛けの遅れ。前走は4角前でバテた馬をうまく捌けず、再び仕掛けが遅れたことが致命傷だったが、それぞれ0秒3、同タイムで中山(010100)にコース適性の高さが示されている。ある程度パワーが求められる荒れ馬場はイメージ通り。

ディサイファは予想外の乗り替わりでトーンダウン。"あの事件"をきっかけに転がり落ちるように騎乗レベルも醜くなった鞍上がテン乗りで再び足踏みの可能性が高まった。前々勝負で仕掛けのタイミングが難しく、何より未知なる距離。人馬ともに試走ムードでは数々の数字を割り引かなくてはならないか。ハナを切る奇襲策だけが生き残れる道。

積極策で新境地を見出したマリアライトはどう立ち回るか、鞍上の手腕が問われる一戦となった。良馬場の瞬発力勝負で牡馬相手ではどこか牝馬らしいモロさ。掛かり気味の折り合いでゴールドより0秒2だけ劣る瞬発力だった前走ならば、斤量差から互角以上の計算が成り立つ。いずれにしても直線だけの瞬発力勝負より、3角過ぎからペースアップするサバイバルがしっくりくる。