3、8⇒3、8、7、2、5⇒
3、8、7、2、5、4 (32点)
3-8、7、2、5、4
3、8、7、2
シュヴァルグランの前走は数々の不安材料に加えて鞍上の奇襲策が見事に裏目に出た。二千二(000003)が距離適性の低さ。休み明け(220010)、叩き2戦目(112001)に対して叩き3戦目(100003)がローテーションの悪さを示している。さらに稍重(101002)の微妙な馬場で前馬の目標になるハナを切る愚策によって負のスパイラルに陥った。そもそも数字的に馬体増でもすっきりしすぎた見た目で体調面にも疑問が残った。いずれにしても十分な休養と刺激が期待できる乗り替わりは、この馬にとって最良の条件。京都(222001)、二千四(311000)、57キロなど走る条件は十分に揃っている。死角は極限の瞬発力勝負に確かな裏付けがないこと。上がり33秒台以下をわずか3度だけの経験。本質が瞬発力不足だけにスローになると分が悪いならば、再びハナを選択するのも悪くない。今度は条件が違う。
人が替われば馬が変わる。フェイムゲームの前走は典型的な例だった。まさに電光石火の瞬殺。キャリア1度だけの上がり33秒台以下経験馬だったが、2度目が7歳で挑戦した重賞の前走だったことは驚きしかない。過去5年でブービーの勝ち時計。昨年より時計も上がり時計も遅いことを割り引いても、いい脚を長く使って残り50で先頭に立ったレースぶりは悪くない。少なくても深刻だったスランプから完全脱出。セン馬になって4戦目で本物の大変身を遂げたと理解できる。京都は3年連続挑戦の天皇賞春は0秒4差、同タイム、0秒5差。京都(010002)以上にコース適性は高い。
スマートレイアーは再び息の合わないコンビ復活で迷走か。主戦から乗り替わりで変身した馬にもかかわらず、なぜか良績を残せない鞍上にこだわる陣営に首をかしげたくなる。追い込みに徹して自ら展開負けの連続を招いた元凶で、3年前の阪神牝馬S勝ち後は元主戦が8、10、4、10、4、3、5、4着。乗り替わりのレースが3、2、6、1、2、5、1、1、2、2着とはっきり数字に表れている。さらに阪神(610101)から京都(020011)。二千以上が未勝利にもかかわらず、二千四挑戦の八方ふさがり感。一戦完全燃焼タイプの休み明け(332301)としては最悪なレースマネージメントに近い。 |