8、6⇒8、6、2、3⇒
8、6、2、3、1 (18点)
8、6-2、3、1、7 8⇔6、2、3
当初使う予定だったヘンリーバローズが不在で一気にメンバーレベルが下がった。今の時点ではクラシックに直結するような馬は見当たらず、パンチ不足が否めないメンバー構成になった。道悪続きで時計や上がり時計から能力を比較するのが難しくなり、1勝馬と2勝馬に絶対的な差もなければスラッシュメタルの圧勝があっていい。とにかく前走は圧巻。過去の歴史からも軽く重賞レベルとみている。
過去4年のデビュー戦で上がりレースラップのラスト3ハロンが減速なし、さらにラスト2ハロンがいずれも11秒3以下だったのは6レース。勝ち馬を並べるとビッグネームが揃う。
14年11月シャイニングレイ(ホープフルS、CBC賞勝ち)
勝ち時計2分4秒1
12秒8-10秒8-10秒8
14年10月のベルーフ(京成杯勝ち)
勝ち時計2分6秒0
11秒4-11秒2-11秒2
15年10月のバティスティーニ(ホープフルS3着)
勝ち時計2分3秒4
12秒2-11秒2-10秒8
15年11月のリオンディーズ(朝日杯FS勝ち)
勝ち時計2分2秒2
11秒8-11秒1-11秒0
16年11月のダノンディスタンス(若駒S2着、京都新聞杯3着)
勝ち時計2分4秒3
12秒1-11秒3-11秒3
スラッシュメタル
勝ち時計2分3秒9
11秒9-11秒3-11秒3
休養の連続だったバティス、デビュー5戦まで使い詰めだったダノンディスタンスらに裏付けは弱いが、いずれも共通点が2歳、または3歳1月に重賞やオープン好走歴があるということ。規格外の上がりラップはそのまま完成度の高さが示される数字として額面どおりに受け取れる。
スラッシュは加速ラップで好時計勝ちのリオンのレベルには届かなくても、全11秒台の減速なしでベルーフ並みの活躍はできるか。
スラッシュの前走は残り250で先頭に立つまでが速かった高速瞬発力。最後までムチを入れ続けたとはいえ、陣営が吹きまくったアブルーヴァル、金子HD所有のユーキャンスマイルをまったく寄せ付けなかっただけに数字以外にも中身の濃さがうかがえる。一見地味めな血統だが、母の半兄にダービー馬ロジユニバース。なるほど人気以上の強さも血統譲りということ。いずれにしてもワグネリアン、ヘンリーバローズ不在のレースで賞金加算は命題。 |