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中山裏読み
関東
1R2R
5R6R
8R9R10R11R12R
関西
1R2R
3R5R6R9R10R11R
ローカル
1R3R4R5R10R11R
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中山11R

3連単フォーメーション8⇒9、19、1 (2点)

3連複8、9、1  馬単8⇒9

皐月賞どころか、ダービーまで直結しそうなメンバーが揃った。まさに世代三強。皐月賞直前にもなっていまだ抵抗できるような上がり馬の存在もない現状。世代を引っ張る3頭は現時点でズバ抜けた存在になっている。
それぞれ個性が強いだけに3頭の能力比較は難しい。千六なら無敵の絶対スピードでも未知なる距離で壁があるかどうかのダノンプレミアム。世代トップレベルのスピードに加えて瞬発力を示したオブセッションは相手に恵まれたことも事実。スピードに加えて総合力のワグネリアンダノンプレミアムオブセッションに比べれば地味なレースぶりだが、瞬発力は一級品。
荒れ気味の馬場、ある程度の器用さが求められる中山二千に加えて2分1秒前後か、それ以上になる可能性もある極限のスピード決着。またはペースが遅くなって今開催ではありえない34秒前後の瞬発力勝負は避けられない。数々の条件を踏まえてワグネリアンを信頼する。すでに極限の時計、瞬発力勝負を軽くクリアして距離も克服済み。見た目に派手さはないが、まだまだ余裕十分のレースぶりに強烈なインパクトを残している。
デビュー戦は中京コースでレコードクラスの上がり32秒台。相手は無事ならばクラシック最有力候補だったヘンリーバローズ。十分すぎる手応えからとはいえ、エンジンかかってからの爆発力は2歳新馬と思えぬ加速力だった。
前々走も道悪で時計から簡単な判断はできないが、直線坂で逆手前になりながら一気に勝負を決めた瞬発力は過去のディープ産駒の中でも超一流、本物と確信させた。最後流したために最速上がりは逃したものの、胸を張れるメンバーNo2の上がり時計。
良馬場で真価を問われた前走も危なげない勝利。直後のレースだった1000万の千四より5ハロン通過がわずか0秒3だけ遅かったというハイペースは今後に活きるいい経験。3角の時点で先頭から10馬身以上も離されたが慌てず、騒がずの追走。直線追い出すと残り300で一瞬にして先頭からさらに加速的な瞬発力、手前をスムーズに替えて順手で後続を完封している。二千の極限の瞬発力勝負ではまず負けない鬼脚。前走でハイペースと時計勝負を経験して盤石の態勢でトライアルに登場だろう。母はセレクトセール1億円馬。自身1勝で終わったが納得の名馬誕生。馬体成長と前走で少しうるさくなった気性成長の課題をクリアすれば完璧な完成形でクラシックロードへ。

ダノンプレミアムは前走こそ上がり33秒台だが、デビュー2戦が本来の姿だろう。それぞれメンバーNo2、6が先行馬としてのイメージを強くさせている。体形的にはむしろマイルより二千向きのバランスでも、さすがに瞬発力型2頭が相手になると蹴散らすイメージが薄らいでいく。前々走は稍重でもレコードが出る超高速馬場だったこと。前走は上がりNo2の33秒8が3頭で最速上がり33秒6に数字ほどの価値を見出せないこと。時計や上がり時計が出にくいレースを経験してきたワグネリアンオブセッションより数字が出やすかったことを考慮すれば、未知なる距離でひとまず評価を下げた。

オブセッションはレコード勝ちとなった前走でも正直、半信半疑。パドックでは馬っ気、直線ではフラつき気味という子供感満載の前走内容。同日の未勝利千六が1分34秒2、1000万の二千で1分59秒8から1分45秒6もある程度の割り引きが必要になる。土曜日より時計半分速い馬場差。土曜日未勝利で1分46秒5。単純な比較でも驚くような時計でないことが表れている。前走のメンバーで出世馬不在が決定的か。いずれにしてもここで真価を問うべき。