11⇒3、10、1、12、7、2、8、4 (168点)
11-3、10、1-
3、10、1、12、7、2、8、4 (18点)
11⇔3、10、1、12、7、2 3⇒10、1、12
フランケル産駒の瞬発力不足はもはやどの馬にも当てはまる。確かにタニノフランケルの前走は強かったが、道悪だったと割り切ると重賞勝ちに直結するほどの強さは感じない。上がり33秒台と最速上がりの経験はわずか1度だけ。時計勝負にメドを立たぬまま、徹底先行によって新境地を見出した超良血馬の信頼度はまだまだ低い。行くしかない逃げ馬ケイティクレバーの存在でさらに厳しいレースが待っている。
そのケイティクレバー。結果はどうあれ、行くしかない逃げ馬を即控えさせる乗り方の前走はある意味驚いた。最悪な鞍上に託した陣営が悪かったと納得して改めて見直したいが、同じ行くしかない脚質のタニノの存在でハイペースを凌ぐスタミナと精神力が問われる一戦になりそうだ。いずれにしてもタニノより数段上のレースレベルを経験したことが頼りとしても、スロー専門の逃げ馬だけにほぼ八方ふさがり。
アルムフォルツァの瞬発力は侮れない。前走も本来ならば惨敗しても驚かないほど最悪な乗り方だった。道中はなぜか必要以上に控えて引っ掛かる始末。折り合うことができなかったために仕方のない3角からの大マクり。不振というより化けの皮がはがれた低調な鞍上でも、へぐりに近い乗り方で勝ち上がれたことが底力そのものだろう。勝負どころから動いたにもかかわらず、自身2度目の最速上がり。少頭数の瞬発力勝負で4着に0秒8差が凄さを物語る。デビュー戦で上がり33秒台を経験、2戦目に同日の古馬500万と同レベルの勝ち時計。極限の時計勝負でも瞬発力勝負でも対応可能を裏付ける数字は心強い。行きたがる折り合い難をどう乗りこなすか。鞍上の腕に託す。
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