16⇒15、1、11、3、6、7⇒
15、1、11、3、6、7、5、13 (42点)
15、1、11⇒16⇒15、1、11、3、6、7 (15点)
16-15、1、11-
15、1、11、3、6、7、5、13 (18点)
16⇒15、1、11、3、6、7、5、13
15、1、11、3、6、7⇒16 15⇔1、11
瞬発力型にとって最悪な雨となった弥生賞は一過性のポカとして割り切れる。加えて逃げ先行馬は馬場差を勘違いして自爆当然のハイペース。共倒れになるという特異な流れだった。惨敗覚悟の行きっぷりの悪さでも0秒7差に踏ん張れたサトノラディウスはキャリア4戦を考慮すれば、上々の内容だったことがうかがえる。デビュー戦で上がり33秒台を経験、3走前はいきなり極限の時計勝負で結果を残した。前々走で長距離を経験してまさにスピード、瞬発力、スタミナに太鼓判を押せる完成度の高さということ。控えても出しに行っても立ち回れる自在型にとって大外枠は気にならない。
スローを前々で残っただけのランフォザローゼス、ウーリリは割り引きが必要だ。京成杯はレースレベルそのものが疑わしい。勝ち馬ラストドラフトは弥生賞、皐月賞でいずれにも7着の見せ場なし。1番人気4着のシークレットランは次走スプリングSで掲示板外。低調メンバー揃いに加えて、ラストのレースラップが12秒1という平凡さも評価を下げる要因になっている。
毎日杯はさらに低レベル。同日3歳500万より5ハロン通過が1秒5も遅いために上がり時計は上回ったが、勝ち時計で0秒5劣る数字に価値を見出すことはできない。1番人気だった3着ヴァンドギャルドは中距離でもマイルでも底割れした人気先行型。時計的な数字はもろちん、メンバーレベルも低調さがうかがえれば、京成杯と同じような評価が妥当だろう。2頭ともにここはひたすらスローの流れを待つしかない。ある程度の先行力と枠順の利だけが頼り。
千六までの経験しかないピースワンパラディが人気となれば妙味はまったくない。母クリアソウルは芝とダートの経験はあるが、芝の千六中心に使われてスピード不足から結局ダート1勝に終わっている。目立った大物が出ている良血でもなく、ごく普通の地味な血統。前走の時計が同日の古馬500万よりわずかに上回っただけで、上がり時計などを差し引いて高く見積もっても500~1000万程度のレベル。この馬自身も胸を張れるような数字がない。
バラックパリンカには致命的な欠点がある。これまで上がり33秒台が1度も経験がないことだ。自身の上がり時計ベスト比較ではこのメンバーでブービーとなるNo15。雨上がりの馬場とはいえ、少なくても34秒台が求められる開幕直後の馬場では無抵抗に終わる可能性さえある。いずれにしてもコースロスなくラチ沿いで脚をためて追い比べに持ち込むしか策はないか。
前回の落馬後から別人のように乗り方が変わった前任騎手からの乗り替わりで軌道修正が可能。大きく飛躍できるチャンスが回ってきたのがキタサンバルカンだ。前々走以外はすべて行きたがる仕草を露呈し続けながらも確実に勝ち上がり、時計勝負にも瞬発力勝負にもメドを立ててきた実力馬。2度の上がり33秒台はもちろん、前々走の二千2分割れの持ち時計で良血の本格化をにおわせている。母は最優秀2歳牝馬ローブティサージュの半姉。折り合えばまだまだ時計も上がり時計も短縮可能な手応え。
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