HOME最新開催当日予想過去開催予想収支インフォメーション概要以前のくじら矢独りごと(休止)
中山裏読み
関東
1R2R
3R9R10R11R
関西
4R9R
11R12R
ローカル
1R3R10R11R
JRAホームページ

中山11R

3連単フォーメーション11⇒2、10⇔2、10、5、3 (10点)

馬単11⇔2、10、5、3

鞍上が下手に乗ったとはいえ、59キロを背負った目黒記念で惨敗のブラストワンピースが世界最高峰のレースで掲示板を外したのは当然の結果とみるべきだろう。クラブ馬だから成り立つ海外遠征。客観的に判断できる個人馬主ならば、凱旋門賞に行くことはないレベルということ。いずれにしても前走は直線を待たずして直線早々にレース終了。最小限のダメージで帰国できることが唯一の救いとなっている。
前任騎手の呪縛が解けていよいよ花開こうとしている際の無意味な海外遠征でリズムの狂う可能性は否めないが、王道のGⅠロードで常に注目させる5歳馬であることは間違いない。まともに立ち回っていればダービー、菊花賞も勝てたというあと一歩のクラシック戦績。有馬記念1勝だけのGⅠ勝ちでは物足りず、血統的にももうひと伸びが確約されている。海外帰りの燃え尽き症候群さえなければ、ごく普通に負けられない相手。

同じハービンジャー産駒でもニシノデイジーの未来は明るいイメージがない。前任騎手に悪癖持ちとして完成されて予想どおりの平行線。結局、前走も手遅れ的な乗り替わり。折り合いだけしか頭になかった乗り方で好走パターンが3歳暮れにも固まらなかったことはこれまでもこれからも大きなネックになっていくだろう。オーナーもこれを覚悟しての連続へぐりを我慢しての起用ならば自業自得。距離短縮やリフレッシュだけで以前の姿に戻るとは到底思えない。ひとまず浮上のきっかけづくり。控える競馬では底がみえている。

ステイフーリッシュニシノと同じ轍を踏むのか。初の外国人騎手起用で力が入る。14キロ増でもすっきりした馬体でむしろ成長を感じさせた前走が見せ場なしの惨敗。行きっぷりそのものが悪く、阪神(001012)の相性の悪さや休み明け(111010)から叩き2戦目(001003)の落差から数々の悪条件が重なった結果として受け取りたい。使い減りするタイプで叩き3戦目(001001)に何の強調点も見出せないが、京都(110001)や鞍上強化。何より上がり33秒台以下の経験がわずか1度しか経験のない馬にとってパワーが求められる今開催の馬場は条件好転だ。持ち時計No1。再び好機のマクり。

千八~二千ベストをにおわせているスティッフェリオは微妙な距離で評価が揺れる。前走はこの馬の位置取りでもハイペース。鞍上の未熟さに足を引っ張られたが、ほぼ無抵抗に終わった内容から年齢的な衰えとも思える前2走の惨敗だった。一気にイメージを悪くして同じコンビの続投。さらに使い続ける中途半端なローテにも嫌気。体調的にも条件的にも新鮮さがほしい。

ミッキースワローにとって今や鞍上弱化のイメージが強い。掛かる馬とのコンビとなる長距離では最後追えなくなるほど体力も握力も衰えて、何より以前の勝負勘の鋭さなど完全に消えかけているのが現状の鞍上。ペースを見極めきれず、隊列で位置取りを決めて回ってくるだけのレースを連発からも、ポツンと最後方から追走して脚を余して入着ラインか。人気になるほど妙味が薄れていく。

ラストドラフトの前走は正直驚いた。確かにレースレベルは低いとはいえ、オープン特別で惨敗した3歳馬の変わり身は内容的に胸を張っていい。デビュー戦だけ上がり33秒台以下の経験にもかかわらず、前2走で33秒台以下を連発。とりわけ前走は4角絶好の手応えで早々に勝ちを意識できた立ち回り。最後牝馬の切れにやられたが、直線は窮屈になりながらも残り100で先頭ならば勝ちに等しい内容ということ。最後ソラを使ったような勢い停止が若干の修正点。年齢的にも血統的にも鞍上的にもここをピークに持ってこれそう。