3⇒13、14、4、15、1、12 (90点)
3-13、14、4-
13、14、4、15、1、12、7、2 (18点)
3⇔13、14、4、15、1、12
前々走のアングライフェンはいつでも外へ出せるタイミングもスペースもあったが、鞍上は直線までラチ沿いにこだわる不可解さ。4角前に十分な手応えでも案の定、行き場なし。軽いブレーキをかけるというスムーズさを欠いた小さなロスが結局最後に響いている。重賞でアクセルとブレーキを繰り返すような下手な立ち回りこそが最悪なコンビ誕生ということ。案の定、乗り替わりとなった前走はあと一歩で金星という巻き返しだった。いずれしても軽い馬場が得意な元芝馬。稍重(120000)、重(100000)以上に道悪は得意か。千八未勝利は単にダート千八が経験不足なだけ。芝5勝中2勝が千八ならば距離はまったく問題なし。馬場回復が遅れるほど自信度が増す。
最悪なスイッチで前々走を惨敗したインティが主戦に戻した前走で見事なV字回復。気性で走る逃げ馬にとって競走馬としての致命傷にならなかっただけでも御の字だった。いずれにしても前走は過去のレースと比べても最高レベル。過去5年の良馬場はすべて1分50秒以上かかっていたことから、ある程度の馬場差を割り引いても凄みのある1分48秒台だろう。上がりレースラップに11秒台が含まれるラップを刻んで0秒2差に踏ん張れる逃げ馬はもはや最強レベル。スタート直後にハナを切れなくても、じんわりと2角過ぎにハナを奪う乗り方も悪くない。勝負どころからのロングスパートが理想。
ハイペースをマクった前々走とはいえ、スローで直線まで仕掛けなかったヴェンジェンスは大事なレースで鞍上の未熟さを露呈した。もとよりGⅠで神騎乗を求めるだけ無駄な鞍上レベルとはいえ、4角の時点で先頭から2、3馬身差以内で1~3着独占した流れを考えれば、どう割り引いても4角で勝負ありの最悪な位置取りということ。好位差しで立ち回れる鞍上に乗り替わるまで強気になれないが、馬の能力はここでも通用する底力は備わっている。
エアアルマスの乗り替わりはレッドカードに近い。とにかく極度のモマれ弱さ。砂を被ることを極端に嫌がった3走前も惨敗覚悟の行きっぷりの悪さから奇跡的によみがえったもの。前々走は終始外々を回ったために悪癖回避に成功したが、前走は見事に失敗した。スタート直後から仕掛けて前へ出しに行く積極策までは良かった。意外なテンの速さに鞍上が驚いたのか、一変してブレーキをかけ始めたのが勝負の分かれ目。理解できない待機策で外から一気に被されて人馬ともにパニックになっている。最後直線で伸びかけるのがこの馬の能力の高さだが、微妙な枠順を引いたことで前走の悪夢の再現率は高まっている。アドリブの利かない鞍上に過度の期待もできず、惨敗覚悟にして人気になりすぎた。
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