7⇒11、12、6、16、15、18⇒
11、12、6、16、15、18、14 (36点)
11、12、6⇒7⇒11、12、6、16、15、18 (15点)
7-11、12-
11、12、6、16、15、18、14、1、9 (15点)
7⇒11、12、6、16、15、18、14 11、12、6、16⇒7
レコードが出たレースは当然の超高速馬場。良馬場でも馬場が悪く、各馬が外々を回って時計がかかっているだけに時計比較はますます難しくなっている。結論から言えば、ソダシの前2走は現時点でも半信半疑。勝つには勝った前走だが、少なくても強調点を見出せる数字はない。字面だけの2連勝。数字、人気ほどの凄みは感じない。
レコード勝ちの前々走は翌日の牝馬限定の古馬1勝クラスよりわずかに上回った程度。前走でも前々走から驚くような上積みはなかった。同日の古馬3勝クラスで1分32秒8。プラス1秒から1秒5ぐらいが標準レベルで、今年は時計半分ぐらい足りない。過去8年と比較しても、レースの上がり時計はNo2だが、勝ち時計はNo6が微妙なレベルを示しているだろう。0秒4差の4着テンハッピーローズが自己条件であっさり負けたことに加えて、何より未勝利並みのレースラップという前々有利の流れだったこと。3、4、12着馬と同じ上がり時計では流れと相手に恵まれたことが決定的となっている。いずれにしても単なるレース巧者が厳しい流れを未経験で人気馬に持ち上げられる違和感は前走以上。
テンハッピーローズを物差しにすれば、サトノレイナスの圧勝があっていい。前走は同日の未勝利より5ハロン通過が遅いラップで正味3ハロン競馬。スローの上がり勝負では上がり時計の差はあまりつかなくなるのが常識だが、前走は上がりNo2に0秒5、No3と1秒差に衝撃的な凄さがうかがえる。外を回らず、まったくロスのないコース取りや立ち回り方で鞍上の捌きもまた見事。残り150からようやくムチを使うと加速的な伸びで他馬を圧倒している。跳びが大きく、迫力十分の走りは誰が見ても重賞直結を確信できるほど。もうふた回りぐらいの馬体成長の課題を抱えてこの結果こそが、同世代との完成度の違い。今年の牝馬はディープ産駒が主役。
ソダシの快勝はユーバーレーベンの醜い騎乗ぶりにも助けられた。前々有利の超スローをはるか離れた後方で4角前にギブアップとなる折り合い難。言われたとおりか、決め打ちか。いずれにしても学校卒業直後並みというルーキーレベルの騎乗では手も足も出なかったのは当然だったと割り切るしかない。クラブ不振の最大の要因が鞍上だとわからない限り続く裏切りの連続ならば、乗り替わりで軌道修正できることも簡単だろう。大マクりから最速上がりで同タイムまで迫った前々走の再現は東京より荒れ気味の阪神でやりやすい。直線を待たずして早々にあきらめるのが鞍上の特徴としても、走る条件は前走以上に揃っている。
母モルガナイトはコンスタントに走る馬を出しているが、半兄ブラックスピネル、半姉モーヴサファイアは重賞でポカを連発していたことから、インフィナイトの弱点は血統的な勝負弱さか。前2走はいずれも道悪で現時点の評価が難しいものの、前走は残り1ハロンで何とか2番手に浮上した程度。着差以上の完敗にさらなる強敵相手にいいイメージが浮かばない。
馬体の成長どころか、まさかの馬体減。フィジカルもメンタルも成長のなかったメイケイエールに千六で期待する方が酷だ。普通なら惨敗覚悟の折り合い難。レコード勝ちという冠がなければ、単なる短距離馬として処理できただろう。そのレコードも眉唾もの。同日の未勝利で1分20秒4なら何の価値もない数字。未勝利並みの時計だからこそ、勝てたと割り切るべきだろう。再び3角過ぎから抑えが利かなくなり、暴走気味のマクりでどこまで粘れるかだが、好走の確率を高めるならばハナを切るしかない。
ハナを切りたかったポールネイロン、エイシンヒテンが外枠を引いてハイペースが確定。オパールムーンにとって願ってもない条件が揃った。慢性的なスタート難と行きっぷりの悪さは鞍上のスタイルにはめ込まれている可能性はあるが、それでも前走の上がりNo2より0秒7も速かった最速上がりはレースレベルの低さを割り引いても価値のある唯一の33秒台。数字どおりの太めだった前走からひと叩きのローテも好感が持てる。前走同様にひたすら混戦を待つ。
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