11、2⇒3、1、15、4、9 (30点)
11、3⇒1、15、4、9 (24点) 11、1⇒15、4、9 (18点)
2-11、3、1、15-11、3、1、15、4、9、13 (18点)
11⇔2、3、1、15、4、9、13
ハナを切れる好スタートながらも無理やり控えて引っ掛かる悪循環。それでも押し切れた前走はあくまで相手、展開、時計に恵まれただけ。スマイルカナは久しぶりの55キロで真価を問うべき。標準以下の持ち時計やここで最低レベルの瞬発力、さらにアドリブの利かない鞍上で牡馬相手など数々の条件で厳しさがうかがえる中で、追い討ちをかけるような最内枠。じんわりと前へ前へ行きたい先行型にとって致命傷になりやすい最悪な枠順だろう。やはりこの枠順ならばごく普通にハナ以外の好走パターンが浮かばなくなる。ラチ沿いの立ち回りを避けるような馬場状態では手も足も出ないか。とにかくここまでの当日の芝好走パターンを見極めるべき。
前走は好スタートを控えてラチ沿い。4角前から動いてひとマクりで超高速馬場の時計勝負を最速上がりで制したが、今回はパワー馬場で大外枠。ウインカーネリアンは前走と真逆な条件で結果が同じようになるとは到底思えなくなった。確かにようやく距離適性を見出して好時計を連発。安定した逃げ先行からレベルの高い数字で完全燃焼するレースぶりは完全本格化そのものだが、古馬初の重賞挑戦がここまで条件悪化もまた究極の不運。各馬がラチからかなり離れた立ち回るような馬場となった際だけにチャンスが回ってくるか。
テルツェットは軽量ハンデだけが頼り。数字的にはまったく重賞で通用するような裏付けがない。前々走は前日の古馬3勝クラスで1分32秒8。前走は同日未勝利で1分34秒0などと比較すれば、いかに恵まれた時計で連勝を続けていることがわかるはず。しかも慢性的なスタート難を抱えて瞬発力頼りのレースぶりはパンパンの良馬場限定で本領か。レースを早々に捨てる鞍上配置では馬より人の気持ちが切れるのが心配。いずれにしても高いハードルに挑む。
同日の古馬1勝クラスより少し速いぐらいのスローにもかかわらず、はるか後方で掛かる仕草。重賞で勝負弱い鞍上らしさを露呈したルフトシュトロームの前走だが、一過性のポカでは済まない可能性がある。直線の坂下で1頭だけ取り残されたしんがり負けは今後のダメージを心配するのも当然。慢性的なスタート下手と追い込み馬にもかかわらず、上がり33秒台以下が未経験なのが絶望的にさせる決定的な数字だ。鞍上マジックだけが頼り。
カテドラルは妙味十分。もとよりデビュー2連勝、アーリントンC2着、NHKマイルC3着でそこから燃え尽きたようなスランプが続いていたが、前走で復活の糸口を見出した5歳馬。前走で色々な好走パターンが見え隠れしている。まずは時計勝負に強さ。さすが3歳春に1分32秒5を叩き出せた元エリート馬。1分33秒台以下が6回ならば、千六(021015)以上に距離適性が高いことは間違いない。もうひとつは徹底待機がしっくりきたということ。久しぶりに前々勝負で淡泊だった前々走こそが追い込み馬の宿命を示している。7走前のマイルCSと4走前で最速上がり、3走前のスワンSで上がりNo4、前走で上がりNo2など、随所に示してきた瞬発力はロートル馬揃いの差し追い込み型の中では一番の怖さがある。
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