5、15、4⇒5、15、4⇔
5、15、4、10、9、7、1 (54点)
5-15、4、10、9-15、4、10、9、7、1、3 (18点)
5⇔15、4、10、9、7、1、3
97年にGⅠへ昇格してから24年間、1~3着になった牝馬はごくわずか。00年2着ゴールドティアラ、3着ファストフレンド。01年3着トゥザヴィクトリーでぴたりと止まった。実に20年も牝馬の好走がない。ここ10年でも牝馬の低調ぶりは明らかだ。
12~14年まで未出走
15年7着サンビスタ(6番人気)、10着コーリンベリー
16年10着ホワイトフーガ(5番人気)、15着コーリンベリー
17年9着ホワイトフーガ、16着デニムアンドルビー
18年5着レッツゴードンキ、15着ララベル
21年10着ヤマニンアンプリメ
人気馬、実績馬はかなり少ないが、千八のJRAGⅠより牝馬にとって条件のいい千六で実績皆無に等しいからこそ、ソダシの好走はイメージも計算もまったくできない。そもそもソダシの人気の源は何なのか。厳しい流れを経験してない先行脚質の4歳馬。前2走で化けの皮がはがれて前走こそが本来の姿と評価を固めるのが常識的。
ここ3年で8番人気以下が4頭だが、はっきりと穴馬としての傾向がある。19年8番人気3着ユラノトは千六(000100)だが、千七、千八(511010)。最速上がり6回で東京(110100)。20年16番人気2着ケイティブレイブは徹底した交流重賞を照準だったが、前3走で常に1~3番手の立ち回りの先行馬だった。千六(001102)だが、千八(333101)。21年9番人気2着エアスピネルはダートキャリア5戦目だが、芝千六(432111)。ダート千六の持ち時計No8。8番人気3着ワンダーリーデルは千四(515054)のスペシャリストだが、東京(312234)で最速上がり6回。
千八に良績のある逃げ先行馬か、千六のスペシャリストか、千七以上に良績あって何度も最速上がりを経験している追い込み馬に限られている。
97年から前走二桁着順から3着以内になったのは
03年3着イーグルカフェ(前走有馬記念14着、前々走ジャパンCダート1着)
04年3着スターリングローズ(前走根岸S11着、前々走兵庫GT1着)
15年3着ベストウォーリア(前走チャンピオンズC11着、前々走JCBクラシック5着)
17年1着ゴールドドリーム(前走チャンピオンズC12着、前々走武蔵野S2着)
カフェファラオは芝を使って歯車が狂い出したことは間違いない。一瞬の脚も使えなったことはブリンカーが裏目に出ただけとも思えない惨敗。そもそもGⅠで馬具を変えたことが厩舎の自信のなさを示していたか。いずれにしても東京(300010)だけが頼りの"元エリート馬"。デビューから一貫して外国人騎手にこだわってきただけに、この乗り替わりでプラスになる可能性は低くなっている。
スワーヴアラミスは人気薄で狙えるタイプだろう。千七、千八(831004)、最速上がり4回。道悪(111010)を加えれば馬の能力だけなら主役に扱えるが、重賞無縁の鞍上配置には不信感しかない。しかも今年はたった3勝。今年初のGⅡ勝ちとはいえ、さすがに東京素人レベルに近い関西ジョッキーが突然変異する可能性は極めて薄い。上がり35秒台以下を経験なしも致命傷に近い低調な実績。ひたすら波乱を待つ。
千四(811003)のスペシャリストとはいえ、テイエムサウスダンは19年3着のユラノトにタイプが似ているだけに軽視できない。先行馬のイメージが強かったのも今や昔。逃げ差し自在に構えて最速上がり5回という意外性も強みになっている。道悪(300101)で前夜の雨次第では絶好の条件が揃う。太目残りで快勝した前走をひと叩きした大型馬の本格化がはっきりみえた。
狙いはレッドルゼル。テイエム同様に千四(530002)に良績が偏っているが、初距離だった昨年0秒5差で千六の距離適性にも太鼓判が押せた。とにかく置かれる不器用さが足を引っ張っているだけ。このレースは道悪になると追い込み競馬か、前残りかの両極になりやすい傾向も後押しする。たった1回の千六経験で持ち時計No7。前2走の連続を含めて最速上がり5回の経験。直線の長さが生命線だった追い込み馬が前走で一変したことも自信につなげている。絶妙な立ち回りで前走がレコード勝ち。リフレッシュ明けこそがベストのローテということは休み明け(421000)に示されている。
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