18⇒16、5、1、11、14⇒16、5、1、11、14 (20点)
16、5⇒18⇔16、5、1、11、14 (16点)
18-16、5、1-16、5、1、11、14、4、8、2(18点)
18⇔16、5、1、11、14
==========ローテーション==============
外厩設備の充実とはいえ、GⅠでこれだけ休み明けの馬が好走し始めるとすべてのレースでハードルが下がったような錯覚を感じるが、少なくても超ハイレベルなレースの休み明けは通用しないというのが持論。今年もペース次第で1分31秒台、最低でも1分32秒前半が勝ち時計となる極限レースで2歳以来のローテはあまりにもハードルが高い挑戦と言える。
現実に96年の創設以来、休み明けステップは1~5着まで広げても98年2着シンコウエドワード(12/14の500万1着、キャリア2戦だけで持ち時計は1分36秒3だった)の1頭だけ。当時の勝ち時計1分33秒7(稍重)、レースの上がり35秒2にもひと昔前の数字を感じさせる。
皐月賞、桜花賞で休み明けのジンクスが破られたとはいえ、時計ひとつか、ひとつ半の時計短縮程度。仮に1分31秒台の決着になるとセリフォスでも2秒程度、ソネットフレーズになると3秒近くの時計短縮が求められる。常識的に好走するイメージは浮かばない。
ジャングロの人気にも嫌気が出る。ニュージーランドTに何の強調点も見出せないからだ。
昨年1331(5F585-上がり346)、同日3歳未二千で2018、古馬3勝千二で1084。
今年1335(5F588-上がり347)、同日3歳未二千で2008、古馬3勝千二で1077。
同じようなラップで同じような上がり。どう転んでも昨年より速い馬場で勝ち時計が劣れば、昨年ニュージーランドT1~3着のパスラットレオン(NHKマイルC落馬中止)、タイムトゥヘヴン(NHKマイルC6着)、シティレインボー(NHKマイルC14着)より格下。今年のメンバーレベルが格段に低くならないと好走できない計算。
=============展開==================
基本的にこのレースは完全なる差し追い込み競馬の傾向。逃げ切り勝ちや前残り決着は特例とみるべき。第1回から逃げ馬の3着以内は過去に6頭だけ。
01年2着グラスエイコウオーは大昔のため割愛するが、過去10年以内で12年1着カレンブラックヒル、14年1着ミッキーアイル、16年メジャーエンブレム、17年3着ボンセルヴィーソ、20年2着レシステンシアらから逃げ馬の傾向をつかみたい。
まず12年カレンは5ハロン通過59秒9というとんでもない超スロー。勝ち馬以外がイップスに陥って引っ張り込み合いで逃げ馬に勝ってくださいというラップなら度外視していい。
14年ミッキーは重賞2勝馬。千六(410000)でレコード勝ちを含む。持ち時計1分32秒3で唯一の1分32秒台。持ち時計メンバーNo1。
16年メジャーはGⅠ勝ちを含む重賞2勝馬。千六(310100)でクイーンCのレースレコードを含む。持ち時計1分32秒5で唯一の1分32秒台。持ち時計メンバーNo1。
17年ボンセルは千六(012100)、持ち時計1分34秒6だが、デイリー杯2着、朝日杯3着、ニュージーランドT3着で逃げ差し自在に捌いていた豊富な経験があった。持ち時計メンバーNo2。
20年レシスはGⅠ勝ちを含む重賞2勝馬。千六(111000)。持ち時計1分32秒7で唯一の1分32秒台。持ち時計メンバーNo1。
12年の再来のような異次元的な超スローになれば話は別だが、標準的なラップは5ハロン58秒前後。これに終始突かれて耐えられる逃げ馬は確かな実績がなければ成し遂げらないことがうかがえる。ほぼ共通するのが重賞2勝と持ち時計1分32秒台が最低ライン。1分34秒台でも持ち時計No2となった17年ボンセルは低調メンバーだったことからも今年のジャングロが重賞1勝、千六(100001)。これまで良績を残した逃げ馬と一枚落ちどころか、二枚三枚落ちまで感じさせるほど数字に凄みも厚みもない。
外差しがまったく利かなかった20年と土曜日の馬場を比べれば別物。差し追い込みが利く馬場ならば、例年どおりに差し追い込み競馬で決着する可能性は高まっている。近年は外枠に良績集中で前日土曜日も外枠の差し馬が好走実績。本命ダノンスコーピオンにはいい傾向だ。
アーリントンCは過去とレベル比較で少なくてもGⅠに直結することを確信している。
過去10年でわずか1回だけの1分33秒台だった18年がベストタイムだったが、今年は突然の1分32秒台突入。
比較対象が少なく、正確性は欠けるにしても
今年1327(5F585-レース上がり342=最速上がり333)、同日3歳未勝利二千で2027(629-349=349)
18年1334(567-347=341)、同日3歳未勝利二千で2018(627-346=342)
未勝利の比較から馬場差は明らかに18年の方が速く、低く見積もって同じ程度の馬場差としても、今年のNHKマイルCの時計が断然速い。
18年のアーリントンC1~5着馬
タワーオブロンドン(重賞5勝GⅠ馬)、パクスアメリカーナ(GⅢ馬)、レッドヴェイロン(NHKマイルC3着)、インディチャンプ(重賞4勝GⅠ馬)、ダノンスマッシュ(重賞8勝GⅠ馬)らと同等か、それ以上の器の可能性は極めて高く、仮に一枚落ちとしても今年のメンバーなら当然の勝ち負けになる。
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