HOME最新開催当日予想過去開催予想収支インフォメーション概要以前のくじら矢独りごと(休止)
阪神裏読み
関東
1R2R
3R6R
11R12R
関西
1R2R
4R5R
7R8R
9R10R
11R12R
JRAホームページ

阪神11R穴推奨レース

3連単1軸マルチ2⇒1、6、9、14 (36点)

3連複フォーメーション1-2、6、9-2、6、9、14、11、15 (12点)

馬単2⇒1、6、9、14  1、6⇒2

毎年のようにつぶやかれるビッグネームの海外流失。GⅠに昇格した直後からレベル低下が懸念されていたが、近年は輪をかけて低調になっていくレースになったことが否めない。過去5年の勝ち馬スワーヴリチャードアルアインラッキーライラックレイパパレポタジェ。このレースと世代限定、牝馬限定以外のGⅠ勝ち鞍はそれぞれ1勝、0勝、0勝、0勝、0勝。とりわけ前2年の勝ち馬レイパパレポタジェはこのレースだけの重賞勝ちにメンバーレベルの低下を如実に示しているだろう。すでにGⅡ降格は時間問題。GⅠというよりGⅡとして組み立てるべきの最低レベルGⅠとして扱う。

マリアエレーナの前走は鞍上のGⅠイップスをにおわす最悪騎乗によって凡走した。超スローが決定的なメンバー構成にもかかわらず、先行確実な好スタートをすべて無駄にした無意味となる強引な引っ張り込み。しかも道中は掛かり気味、さらにラチ沿いにこだわったために直線で行き場なしが続いた。テン~終いまですべてだめな騎乗ぶり。鞍上の勝ち鞍は高止まりでもGⅠ成績が昨年から未勝利続きに鞍上の大舞台での勝負弱さが見え隠れしていることは間違いない。今回も微妙な鞍上配置とはいえ、少なくても前走より新鮮味や意外性は増す。持ち時計No2。何より中京(232102)の相性の良さを強調する。

ジェラルディーナも鞍上不安が拭えない。とにかく外国人騎手からの乗り替わりでへぐり連発のイメージが強い鞍上配置がそもそも驚き。GⅠで前3走とそれ以前の落差の大きさから名手以外では立ち回りに悩まされてきた過去も見過ごせない。時計と瞬発力を同時に求められた5走前で対応可能を示した最強牝馬。本来は好位差し可能な自在性を兼ね備えている瞬発力型で、テン乗りの化学反応がどちらに転ぶか。持ち時計No4。

ジャックドールは時計と瞬発力を同時に求められると手も足も出ないモーリス産駒ということが前々走ではっきりしている。前走はスタート後手で不完全燃焼としても、控える位置取りだった前々走は上がりNo8。一線級では到底通用しない瞬発力であることが示されただろう。GⅠで3連敗が現状の最大能力の可能性。

デビュー2戦以外はすべて牝馬限定。二冠馬でもスターズオンアースは牡馬のGⅡ~GⅢ級程度の能力が常識的な見解だろう。オークス2着スタニングローズは中山記念5着、3着ナミュールは東京新聞杯2着。これら2頭は明らかなGⅢ前後の能力からも驚くような変身は見込めない。"オークス制覇≠中~長距離ベスト"の図式が近年の傾向から距離も高いレベルの二千で通用する裏付けはまったくないのが現実。マイラー色の強いスピード血統が古馬二千でどこまで通用するか。今後のローテを決めるレースにもなる。

超スローのロングスパートになったとはいえ、中山記念の平凡な時計はある意味、衝撃的だった。前日の古馬2勝より5ハロン通過で0秒5速かったが、勝ち時計はわずか0秒7上回っただけ。レースの上がり時計も最速上がりにも特筆できるような数字はない。過去10年の良馬場の中でレースの上がり時計がブービーとなった3走前のような展開をヒシイグアスはひたすら待つしかない。