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3R4R
5R6R
7R8R
9R10R
11R12R


11Rフォーメーション3連単
L→6、K、3、J、4→   穴推奨

            6、K、3、J、4、2、9   (30点)

       3連単6→L→K、3、J、4、2、9


当日にならないとわからない馬場は今開催も続いている。最近になかった超高速馬場に変身した2日目は、極端に前々有利の馬場になった。時計ふたつも速い状態は3日目も続くと思えない。とにかく前半のレースで馬場状態を見極めたい。

フジノウェーブの前走はスタート直後の芝ですべてが終わった。ダートGTとしてはお粗末な条件の中でまったく力を発揮することなかったJRA挑戦。ひと息後の9`増で体調そのものも万全ではなかったか。いずれにしても千二よりもじっくり乗れて紛れの少ない千六がベスト条件。10連勝を飾った昨年はアウスレーゼの強襲にあったが、3着馬と0秒9差が適性、能力の高さ。混戦を制したJBCスプリント勝ちで当時より風格も増している。帝王賞惨敗から見事な転化した過去ならば、前走もまた一過性のポカと納得できる。地元で軌道修正。

シルヴァーゼットは実に4年ぶりの千六となるが侮れない実績を誇る。徹底したスプリント路線でリミットレスビッドと同タイムなどGV2着2度の実績以上に強さを感じさせる。南関東で5、3、4、2着が古豪復活の証。水を得たとすればますます状態は上向いたくるだろう。もうひと花は確約されたも同然。再びピークという近況から無様なレースにはならない。

クラシック時に接戦していたフリオーソに水を開けられた現状だが、アンパサンドは路線変更で歯がゆい競馬を打破したい。仮にもダービー馬。ジャパンDダービーでJRA勢に貫禄の先着、初の古馬相手となった東京大賞典はブルーコンコルドに0秒6差でリズムが戻りかけていた。ところが続く川崎記念は上位3頭に完全な力負けから2秒4差の惨敗で評価が揺れる。単純にフリオーソを物差しにできない成長の鈍さ。距離に限界があるマイラーと納得して狙うべきか。正直、昔のイメージが強すぎて取捨に悩む。

トップサバトンもまたいくらか評価を下げなければならないか。手ごろな相手で正念場だった前走は、着差以上に力量差を感じさせている。好時計勝ちの京浜盃はダービー馬アンパサンド、ニュイヤーC馬レッドドラゴンを完封。フリオーソに追い比べで競り勝った羽田盃など昔の話としての評価が妥当だろう。小さなアクシデントでリズムが狂う若駒にはダービーでの致命的なスタートミスから惨敗がいまだにリズムを狂わせている。長いプチスランプを抜け出すきっかけがほしい。転厩も刺激にならなかった現状では地元でも厳しい。

デスモゾームは千六のハンデ戦で妙味十分。前走はロイヤルボスと接戦の実績があるサミンバリオスを正攻法から競り落としてぶっち切り勝ち。確かに強敵相手と経験はないが、6連勝の時計はそれなりに評価ができる。激しい気性が前面に出て一見危うさが感じられるが、実戦では掛かることなくスムーズな折り合いからスピード全開。スキのない先行策から反応抜群の末脚はすでに重賞レベルまで到達している。ベルモントを大名マークで力試し。

シーチャリオットは馬主側の事情でJRA出走が不可能になった不運。1度も実戦を経験することなく、何の刺激もなく出戻りは無駄な時間が過ぎただけだろう。圧倒的な強さで制したダービー直後から極度のスランプとなって、その後10戦で連対はわずか2戦。プライドキムより上回った瞬発力で千八1分51秒5の報知グランプリ、サンタアニタTでは1分38秒1など随所にダービー馬らしさは出ているが世代レベルの低さ、展開に左右されやすいモロさ、半年ぶりのローテーションでは強気になれない。ひとまず叩いてから。

ベルモントストームは超低レベルな時計になった前走で久しぶりの重賞制覇。明らかに体勢不利の写真判定だったが、運よく首の上げ下げで逆転していた。1年半ぶりの勝ち星が千二。なるほど底力を問われないスプリント戦では最近でも差のない競馬が続いていた。早熟の評価から修正が必要としても、千六の時計勝負に太刀打ちできるほど能力は維持していない。ゆっくりと下り坂の評価は以前のまま。

2日目と同じ前々有利の馬場状態になればナイキアディライトに注目は当然だが単調な逃げ馬、すでに8歳の高齢。なによりテン乗りの悪い条件が重なって弱気になる。千六(2201)、馬体からもロイヤルボスは明らかにマイラー。微妙な乗り替わりだが、同世代のアンパサンドトップサバトンより軽い56`は好感。