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3→5、9、1、8、2 瞬発力に磨きがかかったセレンの死角はない。重賞ロードへ突き進む上がり馬は、外千八になればじっくり折り合い重視で挑める。少頭数の瞬発力勝負で負ける姿は浮かばない。勝ち方だけが焦点。 セレンの勢いは止まらない。デビュー比較から前走で40キロ増がパワー強化の証。JRA交流戦を使って磨きがかかったスピードも大幅な成長がうかがえる。時計勝負、サバイバル戦のどちらでも対応可能な自在に捌けるレース巧者。抜群の反応で大崩れがない距離万能型は経験済みの距離で死角がなくなっている。以前のような必要以上に置かれることが解消されてさらなる安定感。とりわけ前々走はレースラップが13秒4−12秒4−12秒1というゴールまで加速するハイレベルな数字は、千八としては近年にない次元の違う瞬発力を披露した。はっきり重賞を意識する結果を残せばここで寄り道は考えられない。 ロングウェーブは重賞挑戦の背伸びしたことが実を結んできた。大井記念はルースリンドに0秒4差、苦手な内コースで3着馬に0秒6差の前走が全体的なレベルアップを物語っている。細身の馬体から打てば響く瞬発力に特長。スピード、パワーともにアップした現状ならば外コースで絶対的な自信がよみがえってくる。相手はセレンだけ。 アオイハルの波がある成績は強気に乗るか、弱気に乗るかで偏りがある。すでにB1通用の時計と実績を積んでいるが、なぜか鞍上は相手に合わせて直線勝負に徹している不可解な乗り方に終始。早めの仕掛けからサバイバル勝負が合っているパワー型を瞬発力勝負で挑んではムラが出るのは明らかだろう。乗り替わるまであくまで脇役。 転入初戦が平凡な見た目と大パテの結果でサケダイスキは一気にトーンダウン。実績のある距離で入着ラインで一進一退のナムラクックは年齢的な衰えがみえてきた。以前ほどマクり競馬に爆発力がなくなってきたサウンドイモンはワイドラインがギリギリ。ここが踏ん張りどころのナッシュとともにひたすら混戦を待つ。
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