2→3、L、J、4、7、9、I
2ー3、L、J、4ー
3、L、J、4、7、9、I (18点)
みぞれ混じりの雨でしっかりした雨量予報なら、ますますパワー重視の馬場状態へ変身する。ローテーションの谷間のため、A級入りがリーチとなっているクラスとしてはいくらか低調なメンバーになった。勢い、格よりも距離適性が高ければ何とかなる。
ロングウェーブは怪物相手には手も足も出なかったが、自己条件に戻れば数段楽な相手になることは間違いない。徹底した大井狙いは納得で、打てば響く差し馬はとにかく外コースが生命線。バグパイプウィンド、ケイアイプラネット、ルースリンドなど前3走の勝ち馬はいずれも重賞レベル。千八(0121)以上に適性は高い。持ち時計も強調できる。
徹底した追い込み策に構えて瞬発力に磨きがかかっているサウンドイモンは、二千に距離延長でも評価が下がることはない。大井二千で最速上がりからブライダルヘイローに0秒2差は昨年2月の記録。あれから追い込みに固めたために器用さを失ったが、瞬発力そのものはデビュー以来最高の切れ味を誇る。瞬発力勝負になる可能性が高いメンバー構成。胸を張って自慢の破壊力で挑む。
金盃に見向きもしなかったピエールバスターだが、自己条件でも二千になると問題点を抱える。大バテするような流れではなかった3走前で惨敗した悪夢がよみがえる。前走は逃げ馬を大名マークでこの馬本来の好走パターン。それでも結果は休み前の面影がない内容で取捨が難しくなった。数字以上にすっきり映った馬体で精神面のスランプか。狂ったリズムを修正できない可能性も秘めている。前々走でクレイアートビュンをち切ったスピード馬の復活はもう少し先か。
ボクの前走も不可解そのものだった。4角では手応え十分だったが、追ってまったく反応を示さない不甲斐なさ。いくら初コースとはいえ、仕上がり切った馬体で見せ場なしでは強調点に欠ける。ここでも凡走となるとコース適性の低さと断言できる。
タケノショウリュウは前走の惨敗で評価を下げた。瞬発力勝負に弱さがあるとしても、スローに流れたマイル戦で見せ場もない内容に失望した。重賞制覇にリーチがかかっていた期待馬と思えぬ失態。主戦に戻してどれだけ踏ん張れるか。まずはピエールとのハナ争いという大きな試練をクリアしたい。