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12→15、13、7、8、10 15→12、13、7、8、10 12、15→12、15、13、7、8→ 12、15、13、7、8、10 (32点) 12、15−12、15、13− 13、7、8、10、14 (13点) 3歳馬と高齢馬の激突。実績比較で劣る3歳ツルオカでも高齢ボンネビル、マズルはピーク時からかなり落ち目になっているのが現状なら絶対的な壁はない。南関東限定戦でチャンスが回ってきた。 ツルオカオウジは接戦の連続で派手さはないが、確実に地力アップして重賞制覇にリーチとなった。とにかく馬柱に表れない数字が秀逸。大化けの始まりは4走前、三浦騎手が引き出した徹底先行だった。断念ダービーの色合いが強いレースで毎年、一流馬不在。レベルが低くなるのも当然だが、今年は稀なレベルの高さだった。勝ち時計1分54秒8は翌日のB2交流と同等なら胸が張れる数字。ひとつきっかけをつかんだ上がり馬はエリートを歩み始めた。強烈なインパクトがあるのは3走前。5ハロン通過が60秒2という千二並みの超ハイラップを前々で凌いだこと。2着馬と同タイムでも3着馬に0秒8差に凄さが伝わってくる。前々走は下手な乗り方だったにもかかわらず、狭いところを一瞬にして抜け出してきたことに価値があるだろう。走るたびに時計を短縮して前走はついに1分52秒2の重賞レベルで負けて強し。3着馬と再び0秒8差の大差なら、勝ち馬も相当な強さと割り切るべき。マクり気味に動いて最速上がりは、ここへのステップとしては最高のトライアルになった。ここで世代交代を証明する。 ボンネビルレコードの衰えるスピードはもう止まらない。今年春の帝王賞で燃え尽きた。3走前は4キロ差があったとはいえ、A3を勝ち上がった直後のカキツバタロイヤルに鋭さ勝負で競り負けたことが決定的な証拠。交流重賞で連続5着の前2走も数字からいいイメージが先行しているが、内容的には一線級にまったく通用してない。以前の迫力十分の瞬発力に陰りをみせて、相手より少し上回る程度の末脚なら怖さはない。もうすでに2年以上勝ち星から遠ざかっている。 マズルブラストもここが正念場だ。前走で崖っぷちを耐えたが、以前からとりこぼしの多かった鞍上泣かせの難しさがますます強まっている。これまでの重賞4勝は南関東限定戦に限られて、距離は二千以上と王道とは少し別路線の重賞ホルダーだろう。極限のスピード勝負よりスタミナを問われて強さ発揮。8歳にして1分52秒台の決着になるとボンネビルより分が悪くなる。鞍上頼り。 試験がド派手なデモとなったバロズハートは南関東でもうひと花を狙う。JRAデビュー勝ちの期待馬が地道に使って、今年ようやく重賞挑戦。休み明けで芝を使って完全にリズムが狂ったが、5走前のフサイチピージェイに0秒5差を能力基準として考えたい。千七、千八に良績集中でスタミナ的にはまったく問題ない条件。510キロ台で出走なら圧勝があっても驚かない。 ほぼ4頭立てのメンバー構成。3走前に改めて千八適性の高さを示したイーグルショウ、時計勝負に課題を残すグラストップガンは入着目標。マイラーのロイヤルボス、ルクレルクは条件悪化で軽視した。
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