９→２、14、７、１

２、14、７→９

９、２→14、７、１、６　(24点)

９、14→７、１、６　(18点)

９、７→１　(６点)

９、２−９、２、14−

14、７、１、６、８　(13点)

ほぼ４頭立て。道営トレード馬と生え抜きレッカの争いだろう。とにかく完成度の違いは明確になっている。極度のモマれ弱さのスパンキーは再び大逃げ。馬体が細すぎるモエレスターレットは馬体の成長待ち。モエレポールスターが平凡な勝ち時計に終われば、前走で収穫あるレースを経験したレッカ、バック、ケルナー、ショウリダの中から勝ち馬は出る。

レッカは前走でひとつのきっかけをつかんだ。デビュー２連勝はケタ違いのスピードで圧倒したが、距離延長と同型が強力になるとどこかモロさが出ていた期待馬。タフなレースとなった前走で積極策から４着に粘ったことで秘めた能力を引き出したか。単調な逃げ気性から良化に時間がかかると思われた荒削りな精神力が一変。サバイバル戦の千六で見せ場十分なら距離不安は解消されたと断言できる。スタミナ強化で脚質にも幅。見た目の良さと実戦が結びつけば、素直にスピード能力の高さを重視すべき。

バックアタックの前走は時計以上に価値ある勝利となった。控える競馬で未知数だっただけに、番手から楽に抜け出した完封劇は正直驚きさえあったほど。デビュー戦で１秒９差をつけてぶっち切り勝ちした絶対スピードはすでに世代トップレベルが保障済みだが、スタミナを求められるとまだまだ微妙だ。母ビッグハートはＪＲＡ(１０２13)。ワイド以内がいずれも千二という典型的なスプリンターで、前走が掛かり気味の折り合いになったことも取捨を難しくしている。鞍上頼り。

ケルナーカーニバルは前走内容が非常に好感がもてる。本来はもっと積極策が理想だったのか。スタート直後から出ムチを入れて、逃げ馬の直後、ラチ沿いで折り合う大井コースを想定したような位置取り。川崎コースでは決して勝ちパターンの位置取りではなくても、じっくり折り合って直線の追い比べでしぶとい末脚を披露すれば、ここへ生きてくる最高のステップレース。馬体はもっと増えていい。

ショウリダバンザイは２歳世代の中で超大物トレード馬の可能性が出てきた。デビュー戦でいきなり同日の古馬重賞にわずか０秒３差。続く栄冠賞、リリーＣで１番人気。いずれも惜敗だったが、平和賞、全日本２歳優駿で連続２着のブンブイチドウ、東京２歳優駿牝馬勝ちのプリマビスティーに大きく先着している。典型的な前残りに終わった前走は単なる距離経験ならば、ますます色気が出てくる。乗り慣れた鞍上も心強い。