この時期にしては完成度の高い2騎のマッチレースか。ローレル賞勝ちがオリー程度のレベル。大井初コースになるクラーベ、マツリ、ミラボ、スクランブルなど1分41秒台の決着になって対応できるかどうかは疑問が残る。大井千六で貫禄勝ちしたラカン、プレアデスは一歩も二歩もリード。 ラカンパーナは圧巻の3連勝で早くもクラシック制覇が有望となった。すべてにおいて規格外。どんな流れにも対応できるレースセンスで、反応の良さは古馬並みの迫力。デビュー戦は馬体が緩めながら残り100でエンジン全開、前々走はひとマクりで同日C2より1秒3も時計が上回った。極めつけは前走だろう。C1並みのハイペースで、ゴールまで加速する上がりレースラップ。最後流して1分42秒0なら、早くもクラシック当確馬として扱える。同じ千六でモマれることのない外枠。走るたびに馬体良化の気配なら死角はない。 プレアデスセヴンは見事な成長力でラカンを脅かす。前2走の強さは道営でわずか1勝というのが信じられないほどのインパクト。馬群の中を苦にしないで難なく捌いて最速上がりは時計以上に凄みがあった。同日B2で9着に相当する数字が決定的な証。 絶対的に逃げ馬有利の馬場状態に変身してリアンローズが前々走の再現。キャリア3戦で逃げ差し自在に動けるようになったマルヒロブライティは胸を張って挑める。もうワンパンチほしいクラーベセクレタ、マツリバヤシ。極端な時計決着ではミラノボヴィッチ、スクランブルエッグが頼りなくなる。
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