10−2、9、7、3、15 10−2、9、7、3、15 サンライズベガを見直す。前走は高いテンションがすべての敗因と割り切れば見限ることはできない。約1年間GVでほぼ掲示板を確保してきた実力馬。唯一外したのが昨年の小倉記念だが、着差はわずか0秒5。千八(0030)、相性のいいコースなど好条件がリンクすれば、ひと叩きで不気味な存在になることは間違いない。とにかく落着きがほしい。 ナリタクリスタルはひと皮むけた印象が強い。重賞初挑戦だったセントライト記念は問題外だったが、その後はGV5戦使って2、6(0秒4差)、4(0秒3差)、1、3着に成長力を感じさせている。忘れた頃に再発するスタート難の悪癖を回避すれば崩れることはない。4走前のフレッシュな持ち時計、1分45秒9も脅威。 リルダヴァルは調子を取り戻すのに手間取っているのか、使い詰めだから以前の弾ける姿に戻らないのか。どちらともいえぬ微妙な戦績だが、少なくても鞍上にも恵まれなかったことは確かだろう。前走はスタート直後に不利とはいえ、千六で5ハロン通過が59秒8の超スローを後方では策はない。名手に託す正念場のレース。 平均ラップでもなぜか、前はバラけた展開になったコスモセンサーは恵まれすぎた前走で評価を上げられない。クレバートウショウはさらに遅い未勝利並みのラップを逃げ切り勝ちに価値なし。2年半前の小倉記念2着から極度のスランプに入っていたダイシングロウが前走で立ち直るきっかけをつかんだ。以前、中距離路線志向の馬を短距離に路線変更が奏功。スローの上がり競馬とはいえ、直線坂のある中山で33秒8の最速上がりがターニングポイントになる証。同じく入着ラインで一進一退になっているバトルバニヤン、サンライズマックスには変身する決定的な裏付けがない。
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