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阪神裏読み

関西
1R2R
3R4R
5R6R
11R12R

 

阪神11R馬単BOX4、13、14、15

3連単2軸マルチ4、13→14、15、8、12 (24点)

4、14→15、8、12(18点) 4、15→8(6点)

3連複1軸BOX4−13、14、15、8、12、5

キンシャサノキセキの前走は短距離王者らしいレースぶりで完全復活した。スタートの大ミスは想定内だったか。慌てず騒がず、じっくり折り合い重視の乗り方から貫禄が違う33秒4の最速上がり。0秒1差は勝ち馬以上のパフォーマンスだった。前残りの流れを59キロの酷量を背負って軽くクリアすれば、年齢云々による取捨の悩みはまったくない。6歳時のスランプ時を除けば千二(4420)。千四より絶対的な自信がある距離になって、もはや死角らしい死角がなくなった。

ジョーカプチーノは前走で乗り方に迷いが出るだろう。スタートミスはあくまで想定外。後方で引っ掛かる折り合い難など道中は最悪に近い乗り方だったことは否めない。イメージ一新した32秒台の最速上がりが能力の高さだが、本番のGTで未知なる控える競馬に賭ける大博打は簡単に打てないはず。行き切って完全燃焼。プレッシャー負けからスタートミスになると同型レッドスパーダに恵まれた展開になる。

サンカルロは前走で久しぶりに完全燃焼した。必要以上に控える競馬で不完全燃焼の続いていた実力馬が、まともに乗った前走でようやく呪縛から逃れた。スタート難はいつものことだが、直後から徐々に追い上げる積極策がこれまでと違うところ。終始外々から直線入口で馬なり先頭に立つという絶対的な強さは、改めてこの馬の資質の高さを証明しただろう。前2走で最速上がり。5歳にして新たなステージにレベルアップしている。

ダッシャーゴーゴーは乗り替わりで簡単に軌道修正してきた。とにかく前々走はルーキー並みの下手さ。ロスを無視して後方で必要以上の外出しでは33秒台の瞬発力でも届かないのは当然だった。昨年、CBC賞の0秒1差、スプリンターズSの同タイム4着はいずれも最速上がり。一撃必殺タイプはここぞというレースでとにかく強い。

レッドスパーダは前走で改めて千六〜千八ベストを印象づけた。勝ちパターンで完全に抜け出しながら残り50で失速するという後味の悪さ。ひと息後がいいわけにならないほど先着した2頭に完敗となった。前残りの展開、斤量差を考慮すれば、ますます逆転が浮かばない着順ほど価値のない3着。ハナに行くしかなくなった最内枠も裏目に出そう。

昨年の高松宮記念3着馬でもエーシンフォワードの今回は真逆のローテーションで評価を下げた。昨年は使い詰めで常に反動が気がかりだったが、今年は外国遠征から国内初戦の休み明け。本質が千四〜千六ベストのスピード馬なら、スペシャリストが揃ったスプリント戦ではひとまず気配優先になる。

馬群をうまく捌けないワンカラットは人気が落ちて外枠を引けば妙味出る。前走は直線入口、首が上がるほどのごちゃつきで、ほぼレースが終わっていた。その後いくら立て直しても致命的なロスはカバーできず、再加速の難しい千四の追い比べでは納得の0秒5差。それでも休み明けとしては上々の試運転で、プレッシャーから解放されれば失うものは何もない乗り方に期待できる。