3→8、14、17、7、16、9 8→3、14、17、7 3、8→3、8、14、17、7→ 3、8、14、17、7、16、9 (40点) 14→3→8、17、7、16、9 3−8、14− 8、14、17、7、16、9、6 (11点) あれだけ勝ちまくったディープ産駒もトーセンレーヴが最後の砦となったか。これまで明らかに人気先行型が多数。ディープ産駒の特徴は超スローでの強さということ。ペース、相手が上がってデビュー戦より総合力を求められると普通の馬に変身している傾向が前日の重賞結果でますます強まった。牡馬リベルタス、サトノオーは掲示板を外し、牝馬ハブルバブルは初芝の馬に完敗した。 前々走の大誤算を取り戻すために前走強行軍だったレッドデイディスは、10キロ減の代償はあったが、この春のGT出走権利を得た。内容的にはどうにも強調材料に乏しい。平均ペースにもかかわらず、バラけた展開になる特異なレース。第2集団の先頭だったこの馬が難なく抜け出せたことも当然といえば当然。最速上がりを1度も経験したことがない先行型のマイラー。リベルタスに太刀打ちできなかった実績を基準にすれば、重賞馬という威厳は感じられない。 コティリオンはどこか歯車が狂って賞金加算できるレースでとりこぼしている。ナカヤマナイトに0秒3差。レースレベルが低いとはいえ、暮れの重賞は直線で隣の馬にぶつかりながら0秒1差に迫った実績をこの馬本来の能力基準としていい。前々走は早仕掛けで最後失速の自滅。鞍上のペース音痴がすべての敗因だった前走は、向正で逃げ馬から15馬身以上後方の位置取りなど、とにかく鞍上に恵まれなかった。トーセンを大名マークで共倒れの危険はあるが、この馬の競馬をすれば自然と上位がみえてくる。 トーセンのポカは底力を求められた際。ディープ産駒特有の超スローだけ強さを発揮ならば、スローを回避してカグニザントの出番だ。前走は確かに恵まれすぎた。この馬をマークしなければならない番手の騎手がペース音痴で必要以上に控えたためにスローで単騎逃げになる展開の利。それでもムチを使わず、ぶっち切った内容は馬体や時計を含めても大物感が漂う。主役が確定してない上がり馬の争いなら重賞経験は重要なファクター。 アストロジーはセンスの良さが強調できる。超スローを直線だけで0秒1差だった前々走は勝ち馬以上の価値。前走はスタートミスから二の足の速さで好位、直線は狭いところから抜群の瞬発力で制すれば時計、着差よりも強さを感じられるだろう。良馬場で真価。 エチゴエチエは次元の違ったデビュー戦で将来楽しみになった。確かに超スローの上がり競馬で時計そのものは平凡だが、1頭だけ抜群の手ごたえから貫禄のひとマクり。最速上がりの圧勝は数字以上の評価がごく普通の流れ。経験不足をどう補うか。胸を借りる。 カルドブレッサはまだ見限れない。同じ騎手にこだわる理由が見つからないが、3走前、前走はいずれも直線前が壁で仕掛けの遅れたへぐりレース。3走前は急ブレーキ後に再加速、前走はスムーズに捌けば結果が違っていた末脚だった。同じ馬で鞍上3度目のミスは許されない。 スタートの大ミスでリズムが狂ったリヴェレンテの前走は無視していい。直線半ばであきらめて追うのを止めて1分49秒6ならいい経験だったと割り切って見直すべき。超スローをゴールまで加速し続けるラップを差し切った前々走のインパクトは強烈。
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