14−12、7、5、1、8、9 14、12、7→14、12、7、5、1→ 14、12、7、5、1 (36点) 14−12、7、5− 12、7、5、1、8、9、4 (15点) ダッシャーゴーゴーの前走はこれまでのミスを吹っ切れさせる豪快な横綱相撲だった。同じ馬、しかもGTで2度も降着となる大失態の鞍上が自信を取り戻す勝利。渋り気味の馬場と重い斤量を背負って最速上がり、阪神千二の自己ベストに0秒1まで迫る勝ち時計にも評価が高まった。昨年は8月の北九州記念を使って挑んでセントウルS勝ちのステップだったが、今年はCBC賞から直行。大目標が次という大型馬のひと息後だけが気になるぐらいで、千二(3205)は一番負けた北九州記念の0秒9差が最大の着差。それを除けば負けて0秒5差という千二スペシャリストで、阪神(3002)は負けて0秒4差。ベストコースの条件が加われば、勝ち方が焦点になるのも当然。 エーシンホワイティは勝って賞金加算の命題。はっきり距離に限界を示してきたスプリンターで、前々走は距離適性の差という0秒2差だった。今年の千二戦績は古馬相手の初重賞挑戦となったオーシャンSが1秒1差、5走前が0秒1差の3着、3走前は0秒4差の5着、前走は軽く追っただけの楽勝で、走るたびにレベルアップしている。CBC賞より1キロ増でダッシャーが0・5キロ減でもローテーションと意欲の差を強調したい。まだまだ昇り詰める血統。 エーシンヴァーゴーはハイペースを強気に動いた前走がいい経験になる。4走前より5ハロン通過で0秒8も速いラップ。結果逃げ馬を交わすのに苦労したが、未知なる斤量で0秒1差に踏ん張ったことが大きな自信につながる。 エーシンリジルはまったくロスなく立ち回った前走でG前強襲に合ったショックは大きい。瞬発力勝負に限界をみせて重賞レベルでは、どこかパンチ不足のイメージがさらに強まった。勝てないまでも相手なりに動ける自在性に特長。 テイエムオオタカは案の定、テンから競られるとモロさが出た。馬場は違っても3走前、前々走より5ハロン通過で1秒以上も速いラップ。残り30からの急失速は今後の大きな課題として残ってしまったが、前走よりは組みやすい相手になったことは間違いない。3走前はレコード勝ち。単騎ならとにかくしぶとい。 カキ込み鋭いフットワークはいかにもパワー型。初のコンクリート馬場を経験するラッキーナインより、すでに経験済みで1分7秒台の持ち時計があるグリーンバーディー重視は自然な流れ。中山は合わなかったと割り切ると無視できない。
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