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中山裏読み
関東

9R10R
11R
関西
1R9R10R11R
WIN5

中山11R馬複6-7、14、2、3、11、15

3連単2軸マルチ6、7→14、2、3、11、15 (30点)

6、14→2、3、11 (18点)

3連複フォーメーション6-7、14、2、3-

7、14、2、3、11、15 (14点)

今年の3歳馬のレベルは相当高いのか、古馬のレベルが低いのか。現実に夏の古馬重賞で3歳馬の躍進が光っている。エプソムCでNHKマイルC5着のセイクレットレーヴが4着。宝塚記念でNHKマイルC6着失格のマウントシャスタが5着。クイーンSは桜花賞3着、オークス4着のアイムユアーズが1着、オークス惨敗のミッドサマーフェアが3着となっている。北九州記念2、3着馬はクラシックでまったく良績のないシゲルスダチエピセアロームだった。決定的だったのが札幌記念だろう。NHKマイルCのハナズゴールがGⅠ級の揃ったメンバーで見せ場十分の4着。斤量差はあったが、ダークシャドウに0秒2、ヒルノダムールに0秒1差は休み明けや未知なる距離など条件的に考えられない結果だった。相手が下手に乗ったとはいえ、ワールドエース相手に上がりレースラップで10秒台のラップを刻んで逃げ切ったゼロスも不気味な存在になる。スローか、ハイペースかという鞍上のペース音痴を露呈し続けてリズムの悪い前3走は当然の結果として納得。3走前で番手も利かぬ単調な逃げ馬誕生となれば、何が何でもハナを切るはず。千八以上ではバテたものの、芝千六では4戦連対パーフェクトの距離適性の高さ。仕上がり早の大型馬は追い切りで時計さえ出せば、休み明けに不安はない。

同じく3歳のマイネルロブストも侮れない。今年初めまで世代トップレベルの評価。クラシックの不振は明らかに使いすぎ。2歳6月から3歳1月まで休みなしで使って当然のように反動が出た。グランデッツァゴールドシップと接戦だった札幌2歳S、重賞ホルダーに楽々先着した朝日杯から少なくてもまともなローテーションならGⅢ程度は勝てた逸材。早熟としても下り坂になるのはまだ早ければ、リフレッシュ後の初戦こそが狙い頃か。外枠を引いて強気の積極策ができるかどうか。スタート直後が勝敗の分かれ目。

トップハンデでもコスモセンサーは信頼できる。強い逃げ先行馬には絶対的有利な久々開催の開幕週中山。スムーズに捌いて鋭さ負けとなったとはいえ、前走は未知なる極限の時計勝負で0秒3差に踏ん張ったことに価値がある。単調な先行馬からさらに脚質の幅が出て4歳並みの成長力。3走前はスローの上がり勝負にメド。どんなペースにも立ち回れる対応力は混戦ムードのGⅢでは大きな自信につながるだろう。徹底先行で寄せ付けない。

エーシンリターンズはどうやら超スローに無敵の強さを誇る。3走前は同日未勝利に5ハロン通過で1秒8も遅いラップを10秒台が2つも含まれる上がりレースラップで振り切った。前走は前日の未勝利より0秒2だけ速いラップ。一騎打ちで競り負けたが、千六で初の上がり32秒台ならば差し競馬でも通用する手ごたえをつかんだ。いずれにしてもスローの上がり勝負限定の出番に限られそう。人気になって妙味なし。

千六がギリギリのレオアクティブは展開に大きく左右される。特に前残りが確実な開幕週では策のない不器用さ。スタート下手とズブさで離れた後方が指定席。タイレコード決着に0秒4差まで迫った朝日杯でも、着差以上の完敗だった。4角ブン回しで古馬相手に勝てるほど爆発力はない。直線の短さはこの馬にとって致命的。追い切りからも確実に掛かる。